昨日あんな適当なことを書いたので、今日は一日中、凄く寒かったです。日本を寒気が縦断するみたいで、どうやら冬らしい冬の調子が戻ってきそう。
 しかしいい天気。快晴の見本みたいな晴天で、雲らしい雲も見ていないような気がする。夜は夜で、星がやたら綺麗に見えます。南西の空にオリオン座があるのがひと目で分かった。オリオン座を見よう、と思って見上げたわけでもないのに、ほんの数秒で分かってしまうのは、本当、輝きの強い星の並びなのだな、と思いました。
 黒、としか呼びようがない空に、光点が点在するだけなのに、人はそれを見て綺麗だと言う。闇の中に光を見るときに、人は希望に類推する感情を見出すものと決まっているのだろうか、と思う。逆に光の中に闇が点在する、という図式が即座に思い浮かばないのは、その人の視野が基本的にどちらに焦点を合わせやすいか、によるのかもしれないけれど。
 漆黒の夜空に月光が射す夜は、空を見て闇が綺麗に見えるような気がするのだけれど、僕だけでしょうか。空の黒さは、無論、誰が何を思おうと変わらない。
P2024786.jpg


 受けが良かったので載せてみる。
P2014777.jpg


 感想は後程。

モリログ・アカデミィ 4
森 博嗣著
メディアファクトリー (2006.12)
通常24時間以内に発送します。

 ぽかぽか陽気で、ちょっと動いたら汗を掻きそうです。まだ2月なのにこの暖かさは何かと思う。「小春日和」なんて穏やかな言葉は似合わない。デパートなどでは、昨年より随分早くに春物のフェアを始めるところが多いと聞きました。そういえば野暮ったいコートが今年は必要ない。着膨れするほど着るつもりにもならないし…。
 個人的に、「暖冬」をNGワード(この言葉は踏み絵だな)にするべきなのでは、と思う今日この頃。ただ僕本人が聞き飽きただけなんですが。こんなことを言っていると急に寒くなるのは例年なので、あまりテキトーではいけませんが。
 同じような例で、夏に「猛暑」とか「冷夏」とか(冷夏はもう聞かないかもしれない)がありますが、実際そうであるのにそうであるのかはよく分からないものの表現として、「不況」とか実感がありませんね。懸命に働けば給料は上がるし。慎ましく暮らしていれば収入も上がるし。贅沢をしなければお金は溜まるし。そうしていけば好きなことにお金を使えるし。余計なことをしなければ税金もそう上がらないし。

 多分…、「お手洗」。
P1294758.jpg

テーマ:なんだこれ - ジャンル:写真


 現在のマイブームは、煎餅。買い物に行くと、大抵、チョコレートを買う僕らなのですが、洋菓子ばかり食べていると、不意にこういうものが美味しくなるから、やはり日本人の感性は素晴らしいなあ、と思う。
 濡れ煎餅なんて最高です。もっちもっち。
  ***
 アイスクリームメーカを買ったのに、材料を混ぜて凍らせるだけのアイスクリームの作り方をネットで見つけてしまったので、なんだかなあ、と思いながらも作ってみる。生クリームと卵黄、卵白、砂糖のみ。ミキサー使用で昨日作って冷凍庫に入れておいたものを今日食べました。美味しい。
 奥さんはちょっと首を傾げて、
「アイスクリンみたいだよね」
「アイスプリン?」
「違う。アイスクリン」
「…はっ! 本当だ、これってプリンの味がする!」
「…」
 なんだか怒られたっぽいです。
  ***
 ヴァレンタイン・フェアが既に始まっていますね。買い物に行ったらゴディバのリキュールを見つけたので即購入。一昨年、別のところで見つけて、買おうかどうしようか迷って保留したのだった。そのまま忘れていたのだけれど、再開出来て良かったです(きっと)。50ml入りで500円するチョコレートリキュール。ミルクと混ぜてカルアミルクを作るのだ。わくわく。
 手作りアイスにゴディバリキュール添え。楽しみだ。

 「8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する」と発表されて5年後。秩序崩壊した混乱の中、仙台市北部の団地に住む人々は…。表題作のほか、「太陽のシール」「籠城のビール」など全8編を収めた連作短編集。

「8年後に小惑星が落ちてくるんだよ」
「ふーん」
「ふーん、って…、地球が滅んじゃうんだよ。みんな死んじゃうんだよ」
「だって、8年後だろ?」
「そう、8年後。どうしよう、どうしよう」
「どうしよう、って。それまで生きるしかないじゃん」

 本書では「小惑星が地球に衝突する」という形をもって描かれる「執行猶予」ですが、こういった「何もかもの滅亡の序曲」を描いた物語は、実はそう少なくはないことは誰でも感じることだろうと思います。そしてその中での違和感を隠し切れない、何処か非日常的な日常を描いたもののひとつが本作である、というのが、本書の表向きの物語。こういった物語が描かれるとき、どうしても「運命を受け入れつつも人々は諦められず逆境に向かい行動を起こす」だとか「滅亡の予感の中に人々は希望を見出す」だとか、なんとなく安っぽい感傷や中途半端な自尊ばかりが主張されがちなのですが、伊坂氏の物語では、どうも違うようです。
 この物語の不思議なところは、一度、未曾有の大混乱を経験した、一般人でしかない人々が、その少し後の奇妙な一時の「平和」を経験する中で、改めて「生きること」の意味を彼らなりに問い掛け、噛み締め、取り敢えずは今を生きよう、とする、ある種の心の強さをひとつひとつ抽出しているところ。本書で伊坂氏が書く巧さは、作中の退廃したムードが何故か余所余所しく、一度は確実に秩序が崩壊した世界観を共有しつつ、世界が滅びるまでの限られた時間を生きていく人々の、その「生きていく様」の当たり前の姿を描いているところにあるのだと思います。無論、その「当たり前」さは、数年後に世界が崩壊する危機にあるのだ、という絶望が大前提に置かれた非日常的日常を基盤としていて、通常、なんということもない「とある街の日常」を抽出したものとは趣が全く違います。
 連作短編集の形を採っている本書、その色合いは決して軽くはない。けれども、どんな絶望に満ちた世界でも、根本的な部分で人々の生き方は変わらない。そうであることもあるならば、ぬくぬくとした平和に浸って生きている我々が、確固とした信念を抱いて生きていくことに、なんの不都合があるだろうか。本書を読んで、そんな世界と人の捉え方も出来るな、と思ったのでした。

 伊坂氏お得意のモザイク・スタイルも本書に健在で、ある話に登場した人物が別の話にアクセントとして登場することが多く、なんだか小さな街での人々の結びつきが伺えて微笑ましく思います。世界がどれほど終わりに近づこうとも、人は決して、ひとりじゃない。

終末のフール
終末のフール
posted with 簡単リンクくん at 2007. 2. 1
伊坂 幸太郎著
集英社 (2006.3)
通常24時間以内に発送します。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学


 お風呂の工事をしてもらいました。床のタイルの境目が割れていて、外に水が染み出していたのに、大家さんが気を遣って申し出てくれたもの。朝の9時に修理屋さんが来てくれて、トンカン(古典的表現)作業。お風呂場の足元の換気口をいじるというので、中での作業もするとのこと。今日はそれが終わるまで家にいるつもりでいました。
 すると9時半頃に宅配便が到着。大きな荷物を3つ運び込んで来ました。これはニッセンの通販で頼んでいたウッドデッキ。ベランダというか、縁側があるといいな、と思ったので、安いものを見つけて注文しました。こんな感じ。購入したのは0.5坪の小さい奴。
 丁度いいタイミングだったので、お昼御飯の後に日曜大工に励んでみる。ボルトとネジで組み立てるだけのシンプルな作りで、割合、スムーズに完成。しかしこういうとき、インパクト(電動式のドライバ)があると楽なんだがな、と思う。ちょっと角度が違うと、手回しではネジが入れにくいのだ。僕なんかはこういうものを作るとき、説明書をあまり読み込まずに作ってしまうので、時折、木材を組む方向を間違えて怒られる。面倒だけれど、楽しい。ただドライバを回す手が痛くなってきます。親指が痛痒い。
 と思っていたら、家の裏から騒がしい音。それがまさにインパクトの作動音で、ちょっと笑ってしまいました。申し出て借りようかな、と思ったけれど、もう7割方出来上がっていたところだったので、そのままやり遂げる。3時間ほどで完成。ウッドデッキを作るのに「組み立てるだけ」というのは、本当、簡単で便利だと思う。 天然木の素材で、なんだかいい感じですが、防腐剤か何かの匂いがしばらくは残りそう。雨が降ったら自然と廃れていくものなので、手入れも必要そうです。本来ならコンクリートなどの土台が必要な設計だと思われるけれど、本体だけで丁度高さが合ったので、そのまま据え付けてみる。解体するのもそれほど手間取らなさそうなので、引越しのお供にも可能か、と思考(ちょっとみみっちいか)。
 夕方にはお風呂の方も一通り作業は終了。床部分はシリコンシーラントを当ててもらいました。換気口は、木枠であった部分を一度、完全にぶち抜いて、コンパクトなものに作り替えてもらいました。来週くらいに改めて左官屋さんが来て、壁を塗り直してくれるそうです。
 デッキは今のところ、配送のダンボールやら発泡スチロールやらで一杯なので、本格使用はそれを片付けてから…。

 今日辺りかなあ、と思っていたんですが。
 本館サイトの9999HITを踏んでしまった。
 10000は誰だ!(今回は記念に何か書こうと思います)

 夜に雨が降ってきました。冷たい雨だけれど、多分雪にはならないだろうな、と思い、事実そうなりましたが…、そんな中、御飯を食べに行くついでにドライブ。ドライブってついでにするものだろうか。
 白根の万代書店に行く。色んなものがごった煮で(失礼)売られていて面白い。レトロなものとか見つけると欲しくなってしまいました、お財布と相談すると大抵、懐に断られる。でもチョッパーとかアイスクリームメーカーとか安かったので買ってみる。350円と500円。別に元々欲しかったとか、直ぐに使うかとかは別の問題。この値段なら買うな、という程度の。
 で、珍しく、たまたま見掛けていいなと思ったので、買っちゃいました。(*´∀`*)ノ セイバー!
P1284757.jpg

 本当に珍しく、三次元萌えに進出。いや…、萌えなのかどうか。いや別に「Fate」(注:リンク先、年齢制限サイト)に興味はないのですが。というかゲームもアニメもよう知らん。完全に素人で、単純にディスプレイ目的です。2900円。フィギャーも安くなったものだわね、と。
 アマゾンのカスタマーレビューを読んで、自分の一般人加減を再認識して安堵している今日この頃。ミンナスゴイネー。

テーマ:(`・ω・´)/シャキーン - ジャンル:日記


 バトンです。拾ったので答えてみました。
 基本ルール:答え終わったら最後に質問を一つ追加する。
 そして件名は「私(僕)はオタクなんです」にする。

 答え方及び判断の仕方は、

 ◎:キャラもストーリーも知ってる
 ○:大体知ってる
 △:聞いたことある
 ×:全く知らない

 随分長いので、「続きを読む」からどうぞ。


 生活リズムが非常に不安定になっています。もっとガシガシ本を読みたいなあ、と思う。別に自由を得たいわけじゃないけれど、もう少し余裕が欲しい、といつも思う。いつも思うんです、余裕が欲しいって。余裕がないですね、全く。
 色々なことを片付けているせいで、色々なことが手につきません。大抵、自分の自由意志で行動しているはずなのに、行動が束縛されているような理不尽さを同時に感じている理不尽。特に致命的な問題はないはずなのに、問題だらけ。巧くいかないなあ。
 そういえば初詣に行ったときの御神籤は末吉だったことを思い出しました。末吉に落胆するほどペシミストではないですが、その直ぐ後に木の枝に結ぼうとしたら、あっさり真っ二つに破けてしまって、元々紐とかを結ぶのは苦手なんですけど、こういうときは流石に切ないですね。それでも無理矢理結び付けてきたんだった。
 パラドックスな思惑と、ジレンマティックな現実に苛々してます。気晴らしに仕事帰りにボーイズラブなエロ会話をゆっくり考えていたら、やたら巧くいってしまって、けれど直ぐに文章に起こせる状況じゃなかったので滅茶苦茶ガッカリしました。 再来週くらいには落ち着くかなあ、と楽観視してみる。気晴らしに何やってんねん、という突っ込みはナシの方向で…。
 そうそう、車のATFは交換されてませんでした。僕の勘違いでした。でもリアのライセンスランプ(ナンバープレートを照らすライト)が点くようになっていて、心なしか後ろ姿が煌びやかになりました。
 無茶苦茶元気ないんですが、まあ、それでも、人並みに元気です。
P1134610.jpg

 うし、パンダ、ペンギン、シマウマ、シャチ、ダルメシアン…。白と黒なのがかわいくて、ちょっとふしぎな動物たちとよつばが繰りひろげる「!」の世界。コミック「よつばと!」のイラストがかわいい絵本。

 割と珍しい構成かもしれない、よつばと動物のツーショットが見開きで描かれています。どんな絵本かとワクワクしていたら、絵本ですね、ホントに。かえってビックリしました。
「よーし、『よつばと』の絵本だぞー。声に出して読んでやるぞー」
 なんていう漫画好きのお父さんがいたら、娘さんの前で絵本を開いた瞬間、ひっくり返ります。いや、マジで。
 そんなクオリティなんですが、あずま氏のデッサン力は本当に高いと思う。それでいて、なんとなくどの動物を見ても「あずまきよひこ・画」と横に書かれているような雰囲気が漂っていて、スゴイ。

よつばとしろとくろのどうぶつ
あずま きよひこえ
メディアワークス (2006.12)
この本は現在お取り扱いできません。

 夜が明ける前にこちらを出て、一日車検、出してきました。親父さんの知り合いの車屋さん(なんとかオート、って奴ね)にお願いしたので、色々サービスして頂けて嬉しい限り。朝、車を預けて、夕方には終わり。エンジン周りの故障はなし。エアフィルターとか、配線が切れてたスモールライトとか、ちょこちょこ直しはしてもらったみたいですが、なんといってもATFの交換が功績大きい! ギアの変則ショックが気になってたのですが、全然なくなって大変嬉しい。パワーと燃費も向上したかも。もう95000キロ走ってるからな。も少し頑張ってもらおう。
 というわけでノリノリで高速飛ばして帰ってきました(しまったか)。行きは真夜中の道を3時間半掛かったのが、帰りは渋滞を全部避けた形で、2時間で着いてしまった。更埴から甲府南まで高速なら100分弱で行けるのね…。ウフングフン。

(注:この記事には幾らかのフィクションが含まれています)
  ***
 今日の購入本。
オンライン書店ビーケーワン:よつばとしろとくろのどうぶつオンライン書店ビーケーワン:フルーツバスケット 22

 地上12メートルの松の枝に首吊り死体が! 遺されていたのは「ηなのに夢のよう」と書かれたメッセージ。「φ」「θ」「τ」「ε」「λ」と続いてきた一連の事件と、天才・真賀田四季との関連は? Gシリーズ第6弾。

 成程、ある意味、人の死を扱った小説として、本作はミステリのターニングポイントともなり得るか。「自殺とはどういうことか」を、森氏の観点で描いた一編であるとも読み取れるのが興味深い。一方、Gシリーズの共通点に注目すれば、或いは本書のギミックらしいギミックは、それほど難易度の高いものではない。しかし…。
 いやあ、まさかこんな展開になるとは全く思わなかった。Gシリーズがガチガチの本格ミステリのシリーズであると信じている人はいないだろうけれど、でも、はっきりミステリと呼んでいいのだろうか。Gシリーズであることは間違いないのだけれど、もしかしたらこのシリーズは最初からミステリを想定して書かれてなどいなかったのではないか、との疑念すら浮かびました。しかし当シリーズのテーマは「テロ」と「自殺」でほぼ間違いないでしょうね。
 しかしビックリした。読み終えてビックリした。不可思議な状況で起きる首吊り自殺が続く、というのが本書の事件らしい事件。しかし森氏、今回は読者の予想を思い切り外してくれます。連続自殺事件に関する謎はその殆どが謎のまま。被害者の身元も不明(登場人物表にすら一人を除き出てこない)、これまでのギリシア文字と関連付けられる「η」のサインがミッシングリンクとして物語中に機能する一方、本書に関してはそれがそのままミスリーディングになっているけれども、そもそも数々の自殺は「事件」とは呼べない(「自殺幇助」は何処までが罪だろうか、ということをよく考えてみよう)のかもしれないとすら、思えてくる。これらの構成は、まあ、意外性というところを見ればミステリと呼べなくもないけれど、それはおおよその読者の期待とは違うところであろうことは確か。これまでにもまして物語の事件に対するスタンスは冷めていて、解決どころか外国でも似た事件が起きているらしいことを匂わせておいて、そのまま終息の兆しなんて見せず終わるのには頭を抱えそうになりました。
 作中、犀川や海月が時折、言及するように、ある事件が起こり、それに関わる人間がどう事件について把握し、事の成り行きを見守り、彼らなりの真実、事実を見極め、受け止めようとする姿勢に蓋然性を認めても良いものなら、本書もミステリなんだよなあ…。

ηなのに夢のよう
森 博嗣著
講談社 (2007.1)
通常24時間以内に発送します。

 それにしても、いくら転換期を謳っていても、十年前の飛行機事故の真相にちょっと触れてみたり(これは流石に今更で後付けなのでは、と思わずにはいられない)、外国の宗教団体が四季に似た人物を冷凍していたり、久慈博士を登場させたり、禁断のキーワード「女王」が出たり、とサービスだらけ伏線だらけで困ってしまいます。
 まだGシリーズの「G」が何なのか分からないし。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学


 呪いと、約束。
 宴が、終わった。

 いやもう、ええもう。何か心を強く揺さぶられた作品に出会ったときに、「感動した」なんて一言で片付けるのは性に合わないのですが、それでも言わずにはいられない。心震える感動がここにある。
 まさか、こんな大団円が訪れるとは思いませんでした。それも不意の二段構えで来たから驚きもひとしお。良かった良かった、と快哉を叫びたくなってしまうような、両想いの通じ合いと、十二支の解放でしたね。この作品、物語の確固たるクライマックスの中の場面として、連載中にこんな「一挙」のシーンが描かれるとは予想していませんでした。しがらみと束縛の中で、迷い惑いながらも強く生きていく者たち、を掘り下げていくのだと信じて疑わなかった自分を恥じたいです。好きな人を抱き締める、という小さな行動に慈愛の、なんと強いことか。
 そして流石にあの「昔話」には舌を巻いた。束縛の「呪い」が自由への「約束」に変わった瞬間。完璧な集束を見た。フルバをここまで読んできて本当に良かった、と思う(なんだかもうここまで書いてきて、ネタバレの伏せも何もないですが、ご容赦ください)。物語の冒頭では誰もが予想したシーンは見事に組み替えられて別の姿を見せるのだけれど、しかしそこに溢れる切なさと優しさは「ああ、やはりこれで、こうなって良かったのだ」と誰もに思わせるシーンとして心に刻まれそうです。
 
 そして色々驚かせてもらいました。由希と真知が思わせぶりだけじゃなくて、ちゃんとくっついたこととか。改めてそういうことをされるとこそばゆくて仕方がないぞ。
 何よりここまで大団円なのに、まだ1冊続くのが驚き。まさか、ここに来て、ぐれ兄さんが悪役になったりしないだろうな、と余計なことも考えてしまうのですが…、思い至るものがないでもないのですよね(あれほど終始、意味深な言動ばかりしていればなあ)。そう、煉さんです。或いは、ぐれ兄の動きがそちらに向かうのでは、と思わないのでもない。果たして彼女に救いが与えられたなら、この作品は間違いなく「本物」だと認めなければならないでしょう。

フルーツバスケット 22
高屋 奈月著
白泉社 (2007.1)
通常24時間以内に発送します。

テーマ:感想 - ジャンル:アニメ・コミック


 もう稼動していない、昔の自販機。
P1184671.jpg

 そんなに強調しなくても。(流石に寒い)
P1184672.jpg

  ***
 今、そこらじゅうにこんなものが翻っています。
 県外の人で、この幟旗に書かれている言葉の意味を理解出来る人がどれくらいいるだろうか。山梨県人でも首を傾げているというのに。
P1184677.jpg

 →「ほっとけない 山梨」の検索結果
  ***
 夜の踏切。矢印がノスタルジック。
P1204699.jpg

 時と場合によっては、こういうショットも可能だと知った。
P1204707.jpg

(注:画像は加工ではありません。が、決して危険な行為もしていません。)
  ***
 今日の購入本。
オンライン書店ビーケーワン:名探偵コナン Volume56オンライン書店ビーケーワン:緑陰の雨灼けた月オンライン書店ビーケーワン:ηなのに夢のよう

 1年に3回くらい、
「猫の手も借りたい」
 って生で聞く。やはり忙しいときは、そういうものらしい。

テーマ:つぶやき - ジャンル:日記


 あみぐるみ。
P1134611.jpg

テーマ:癒される写真 - ジャンル:写真


 殺人事件が起こり、不可解な謎があり、それをたちどころに解いてしまう人物がいる。本格的な「ミステリ」を装いつつも、何処か既存のミステリの枠に収まることを由としないような雰囲気。読者こそが謎解きを楽しむための物語、ではないようにも思える。実際、語られる事件の「真相」には驚くことばかりである。けれども、なんだか読者は突き放されたような気持ちを拭いきれない。
 そこに見受けられるのは、ある種、ミステリ(探偵小説)のある程度の記号化であるとも読み取れる。病室の少女、しずるさんの元に別の少女、よーちゃんが事件の概要を持参する。病室の少女は安楽椅子探偵さながらに、ベッドの上で話を聞いているだけで謎を解いてしまう。数々の事件を持ち込む役回りのよーちゃん(恐らく本名は明かされないのでしょうね)が警察関係者と少なからず接触しやすい立ち位置にいることや、事件の中心人物であるべき被害者の面々が、物語としての「事件」が判明したときには皆、物言わぬ死体でしかないことが多いことを見れば、彼女たちは単に思考遊戯として謎解きを楽しんでいるに過ぎないのではないか、という疑問すら浮上してくるように思える。というのも、よーちゃんは、しずるさんなら、数々の不可解な事件の謎を解くことが出来るかもしれないと実際思い、彼女に話して聞かせ、しずるさんは見事に即座の光明を与えてくれるのだが…、こう言い換えられる。よーちゃんは、ただ、しずるさんと色々な話がしたいから、彼女の元に事件の話を持ち込むのである、と。それは非常識な事件への興味、のみによる行動ではないことは、彼女の独白によりはっきりしている。
 けれども、やっぱり、その、事件へ取り組む姿勢が、ミステリらしくないのである。謎が解かれたところで、彼女たちにとっては完全に他人事なのである。そこから学ばれることもないし、彼女たちが救われることもない。それは我々「読者」と似たような立場で、この物語はそういう「どうでもいいような虚飾」を描いているのだとも言えなくない。とはいえ…、そういったことは、既存のミステリにもそう少なくはない姿勢であり、むしろ、生々しい事件への取り組みを重ねることによって、彼女たちは互いの思考を辿り、表面をなぞるだけでは得られない感情の深層をふと、手にとってしまい、困惑する様子が描かれる、そちらの方が、この物語の劇中、描かれる「絵解き」の本質に近いのかもしれない。

しずるさんと無言の姫君たち
上遠野 浩平〔著〕
富士見書房 (2006.12)
通常24時間以内に発送します。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学


 時雨の一日。正しくは「時雨」ではないかな。
 雪にならなくて良かったような、残念なような。

 日曜日に車検を出しに長野に行ってきます。2年前と同じ一日車検。
 昨日トラックバックされた車検案内のサイトですが、2年前にこの話題に触れた際にトラックバックされたブログと同じで笑ってしまった。

 新年も半月を過ぎましたが…、何も書いてないな。
 何もしてないな…、うーん。

 さっき奥さんが突然、「にゃー!」って言って椅子から落ちました。
 それくらいか…(酷い)。

 「ミステリ」のアクセントの違いでしょっちゅう揉める僕ら。
 ちなみに「ミステリ」と「ミステリー」は別物、という見解は一致。

 初めてコインランドリーで洗濯しました。
 乾燥機に100円無駄に飲まれました。
 こういうのって地味に悔しい。

 車検の機会を検討中。今月で切れる。
 買い換えるならやっぱり2年後かなあ…、中古車でいいけど。

 やっぱり暖冬ですね。

 メディアにおけるメインディッシュは、大抵、前菜(前座)よりも味気ない。

 お困りの節はお電話ください。多田・行天コンビが迅速に解決いたします――。東京のはずれに位置する“まほろ市”。この街の駅前でひっそり営まれる便利屋稼業。今日の依頼人は何をもちこんでくるのか…。

 直木賞受賞作。三浦氏が受賞したのに驚いて、では一体どんな本だろうと読んでみて、ちょっと迷っているところ。どういうジャンル付けをすればしっくりくるのか、判断に惑う一冊です。色々な要素が詰め込まれていて、一言でまとめるのが難しい。とにかく、主人公の多田とその相棒の行天、彼らは「探偵」ではなく「何でも屋」。そういう話。
 例えば行天の無鉄砲にしか見えない行動の数々に意味を見出そうとするのは観察者の勝手な憶測だけれど、過去の事実はどうあれ、誰かを助け、救うことが出来るかもしれないことは、誰にも否定は出来ない。他人がどうだから自分はこうする、という現代人の尺度には決して当てはまらない性質を魅力と呼べるかどうか、分かりませんが、読者は多田と同じ冷めた視線で彼を観察することも出来るし、或いは、訪れた救いに胸を洗われることも出来る。
 本書は割と、ただただ現実的に(現実的な)乾いた男たちの話で、社会に束縛されない自由な生き方をしているくせに、社会がなければ生きていけない現金なストイックさが根本にあるように見えます。友達やら仲間やら家族やら、そういうハートウォーミングな表現が似合うわけがないバツイチで三十路の男ふたりが、ぎくしゃくと互いに相方を務める。そこに、そこかしこに見受けられる他人の家族の逸話が巧く絡んでいて、微妙なバランスが取れているのです。

 そうそう、知る人ぞ知る、三浦氏の「軽トラック好き」が前面に押し出された話でもありますね。

まほろ駅前多田便利軒
三浦 しをん著
文芸春秋 (2006.3)
通常24時間以内に発送します。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学


 「ギャルソン」って、フランス語で「少年」て意味だったのね。
 実は今日まで知らなくて、大興奮。

 副題は「螺旋仕掛けのメロディ」。8950文字。
 初出は2001年5月。随分昔ですね。
 読み返してかなり違和感があったので、全面的に直しています。

 下の「続きを読む」か、
 サイトの小説ページから御覧ください。

テーマ:自作小説 - ジャンル:小説・文学


 40センチくらいあったかな。
P1104557.jpg

テーマ:なんだこれ - ジャンル:写真


 指を鳴らせないのがとても悔しいんです。
 (前にも書いたような気がするが、思い出して悔しくなった)