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今日の一言

2007年07月31日 22:06

 アイロンって凄いね!
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「魔人探偵脳噛ネウロ・2~5」松井優征、読了。(☆☆☆☆)

2007年07月31日 21:27

 1巻を読んだときには「滅茶苦茶な世界観だけれど、ミステリとして読んだらマトモ過ぎるくらい」だなんて感想を書いたものですけれど、いやいや、探偵も犯人も脇役もモブ(群集)も、この話の何処がマトモなんだ、と自分を叱咤した次第です。
 しかしまあ、その感覚は間違っていたわけではなくて、その破茶目茶っぷりが本作の見所なのは間違いないでしょう。ミステリを楽しむ上で欠かせないのが真相の意外性であるのは確かで、テンポ良く話が進んでいるので、殆ど捨てトリックのように真相が明かされる(というか、流石に異世界の謎を食い尽くしただけあって、ネウロがあっさり謎を解き過ぎて「名探偵」し過ぎている)のだけれど、快刀乱麻過ぎると思う人もいるかも。でも、解決編までの読者へのヒントが少ない(手掛かりが分かりにくい)ことを差し引いても、力技のトリックが惜しげもなく使われていてミステリとして読んだときにそのギャップがなんとも「面白い」のは確か。
 意外にも時にはマトモな犯人像が描かれたりして、その心情描写に驚かされたりもします。頑張れヤコ。(色々な意味で)

「人柱はミイラと出会う」石持浅海、読了。(☆☆☆★)

2007年07月30日 20:53

 地の神に捧げる「人柱」という職業が当たり前に存在する不思議な国、現代日本が舞台であるという、ちょっと(ちょっと?)変わった舞台で起きる数々の事件を描いたミステリ。SFのようなファンタジーのような。
 こんな設定も「オリジナル」と呼んでいいものか。本当、石持氏は「特異な状況下」を設定し、その得意な状況下を巧く利用した事件の構成のさせ方が巧いなと思う。しかもその上で論理パズルとして完成度の高いミステリを書いてしまうのだから本当に凄い(石持氏のミステリの感想を書くと、必ずことことを言及して終わってしまいそうなのが心苦しいですが)。多少、探偵役の「名探偵」の度合いが極端(短編であることも理由でしょうけれど、あまりにあっさりと真相に行き着いてしまうため、パズルとしての性質が浮き彫りになってしまっている)なのが残念かも。現世から半分浮いている職業についている彼だからこそ、という見方も出来るでしょうけれど。
 ラストシーンの「イースター」には笑いました。そうこなくっちゃだわ。続編がありそうで楽しみになってしまいます。

「トリックスターズD」久住四季、読了。(☆☆☆☆)

2007年07月26日 21:59

 城翠大学の一大イベント、3日連続の学園祭、その一日目。周と凛々子は異常な閉鎖空間の中に閉じ込められていた。すっぽりと闇のようなものに覆われてしまった講義棟。その中で、脱出するすべを探し、あがく周たち。この状況がどうやら魔術によるものであり、さらに周たちの中に魔術師の息がかかった裏切り者がいるらしいことが判明する。それが、それぞれの疑心暗鬼を招くことになり…。招かれざる客“D”が来たりしとき、逃げ場のないその空間は恐怖と緊張で満たされる。魔術師と“D”の物語、登場。

 魔術師が闊歩し跋扈するファンタジー・ミステリの3作目。1作目と2作目を読んでいると読んでいない場合よりも少なくとも2倍は本作を楽しめるであろう犯人探しのミステリとしては異色の出来。外界から魔術により隔絶された大学の講義棟から如何にして脱出するか、そして、その原因を作った犯人は、一体誰なのか。
 作中、「実在の人物」を登場人物に描かれた小説が登場します。その内容に添うかのように整えられた舞台、集うことになった面々、次第に自分が本当にに自分なのかとの苦悩まで鎌首をもたげてくる不安感。「読者が本を読み進める」のを恐れる主人公の苦悩が胸に痛い。ある意味、作中作ミステリであると読み取ることも出来る性質を持った本作の構造には、けれどもそれを最大限に生かしたとびきりのトリック(このメタ構造がミスディレクションとして機能しているのが凄い)が仕込まれています。
 劇中中頃に登場する魔術の用い方が、またとても巧い。うっすらとそうなんじゃないかと思っていても、作者の企みを完全に読み切るのは難しい。ライトノベルの体裁を装ったミステリなのに、ここまで「やられた!」と思ったミステリは、そう多くない(本作で真に問われるべき問題は、「犯人の正体探し」ではなく「主人公の正体探し」であるところが面白い)。手掛かりは、フェアな形で示されています。一読して事件の真相が分かった上で、再読時の「真犯人」の言動をチェックしてみると、これが本当に面白いのだ…。

 本作が、どうやら「学園祭編」のプロローグでしかない位置づけなのでは、ということを読了後に気づき、次作を読むのが非情に楽しみです。

「こま撮りえいが こまねこ」鑑賞。(☆☆☆☆★+★?)

2007年07月24日 21:32

 山の上のおうちに暮らすこまちゃんは、ものづくりが大好きなこねこの女の子。好奇心旺盛なこまちゃんのまわりには、楽しいことがたくさん集まってきます…。
 NHKのキャラクター「どーもくん」を生み出した合田経郎監督が、人形をひとコマひとコマ動かして撮影する“こま撮りアニメーション”でつくり上げた本作。がんばり屋のこまちゃんとキュートなキャラクターたちが繰り広げる“こまねこワールド”に、きっと誰もが癒される!
 文化庁メディア芸術祭の優秀賞受賞作「はじめのいっぽ」を含む5篇を編み上げた劇場公開作が、いよいよDVDリリース!

 というわけで、予約購入しました、「こまねこ」。
 このブログでははっきりと言及していなかったのですが、好きです、こまねこ。山梨では映画版が上映されず、せめてもとDVD版が見たくて、発売を長いこと楽しみに待っていました。そして発売日の前日に到着、天にも昇る思いですよー。大袈裟。
 ぬいぐるみを用いた、コマ撮り映画なのですが、これって要は、立体アニメーション映画なのですよね。元々、アニメーションという言葉には、「生命を吹き込む」というような意味合いがあって、こういう作品を見ていると、本当にアニメーションって凄いな、と思います。
 物語はそれほど長くはありません。けれども、ひとコマひとコマ、静止画だったキャラクターたちが動き回る様は、ただ見ているだけで面白くて楽しくて、画面から目が離せません。笑いあり涙あり…、ええい、言ってしまおう。零れるほどではないですが、本当に泣きました。不覚にも感動してしまった。どのシーンかは言いませんけど、アレは心にグッと来る。
 あっという間に本編を見終えてしまいました。世間のしがらみとか、宿題が山積みだとか、休日も仕事があるとか、上司が剣呑なこと言うとか、そんな詰まらないことは忘れられますよ!(何)2次元の立体アニメーションと、3次元のコマ撮りアニメーション、合わせて本編60分ですが、監督とアニメーターの音声解説モードもあるし、制作サイドの過程がじっくり見られる「こまねこができるまで」もあるしで、3倍楽しめそうです。僕もこれから2度見直します。オススメ。



 実はデラックス版を買ったのですよ。綺麗な箱入りで、こまちゃんのぬいぐるみとか、キーチェーンとか入っていてコメントの仕様がありません。しばらく幸せになりそうです。
 いや、僕じゃなく。

「トリックスターズL」久住四季、読了。(☆☆☆★)

2007年07月24日 21:22

 詐欺師(トリックスター)の詐術。そんな言葉がよく似合う現代ファンタジー・ミステリ。魔術が存在する現代、という、設定は奇抜ながら、その魔術実験の舞台が難攻不落の密室へと変貌する恐怖。不可解にして難解な謎が形を変えて提示され、それぞれがそれぞれに納得の行く形で解決される。突発的過ぎる探偵役の退場と、読者の溜め息が聞こえそうな推理(サイフォンのトリックは如何にも捨てトリックだとバレバレで、むしろ真の真相を引っ張る緊張感がたまりませんでした)。そしてラストで提示される、事実をも引っ繰り返す、たったひとつの真実。破綻のないプロット、ロジックで詰められる真相。
 前作よりもまともに「ミステリしている」感があって好感が持てました。前作で読者に挑戦されたある事実に対して、丁寧な配慮がされていて、シリーズ読者にはなんだか嬉しい感じ(というか何かしら今後に引き継がれる設定なのだろうな)。

今日の一言

2007年07月19日 12:38

 自分は方向音痴な方だと思っていたけれど、そうでもないらしい。
 全く普通でした。むしろ方向音痴には程遠いみたい。

「独白するユニバーサル横メルカトル」平山夢明、読了。(☆☆★)

2007年07月16日 20:15

 凝視せよ。ここにあるのは宝石だ。生理的嫌悪と、終わることのない暴力の果てに、名状しがたい感動が待っている、異形の物語たち。日本推理作家協会賞を受賞した表題作を含め8編を収録した短編集。

 全編に横溢する狂気。錯綜する悪夢。
 常人には理解不可能、しかし時折見え隠れする論理の旋律が物語を貫き、狂人の描き抜いたかのような情景の姿が絵変わりする様がまた恐ろしい。一見してホラー小説、しかしミステリとして評価されるのも分かるようにも思える…、のだが、それは本書を読み終えての大雑把なイメージ。本書は短編集の体裁を採っていますが、収録されている物語の多くはまさに流れ淀み溜まる狂気。
 06年度の「このミス」第1位に選ばれたのに納得したのは、確かに本書がミステリか否かはともかく、「この本は凄い!」という部分に大きく共感したため。とても万人受けするような内容ではないのですが、読者の抱く「小説」の世界を広げるのに本書は役立つ…、かも。

「ハサミ男」殊能将之、、読了。(☆☆☆☆)

2007年07月16日 19:00

 美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。3番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作!

 再々々読了。何度も読んでますね。ふとしたときに、あ、読み返そうかな、と思って、買ってきては直ぐに読んでしまう、稀有な存在感(読後感?)を持つ一冊のひとつ。
 どうしてもそのトリックの仕掛け方の精密さばかり取り上げられそうな本書ですが(性別誤認トリックがそのひとつですが、その誤認のさせ方が本当に巧み)、無機質には届かないがストイックな文章が、全編に渡って読書の面白さを体験させてくれる。語り手である主人公がすなわち世間を脅かす連続殺人犯、シリアルキラーであるという厳然とした事実に対し、それらは如何にもそれらしくない。いわゆる「狂気」と呼ばれるものが乾いた情景を伴って描かれるために、リアルでないゆえにリアルなのかもしれないという感覚があるのです。本書に関して言えば、そればかりでなく、「自殺癖があるという殺人鬼」を描くイロニカルな風景も、それに一役買っていて、なんともいえないものがあります。

 実は本書は完全犯罪を描いた物語であると読み取っても差し支えないでしょう。それであると同時に、本格ミステリにおける不可解な謎とその絵解きも論理的にしっかりとなされている。この構造が本書の完成度をいっそう高めていると言え、それゆえにあのラストシーンは非常に印象強く残っています。

今日のフォト:「思い出」

2007年07月14日 22:05

 元気だった頃のキャットテール。
P6235698.jpg

今日の一言

2007年07月13日 21:44

 やっと梅雨入りしましたね。

モーニングスタイル

2007年07月13日 21:36

 あまり綺麗じゃない話で恐縮ですけれども。

 朝方、車の運転をしながら歯を磨いてる人って、どうなの。ヘアセットしたり、シェーバーでヒゲ剃ったり、女の人でも化粧をしたりとか、朝は人それぞれの生活スタイル、及びそれに逸れた諸所の事情が色々あるでしょうけれど。いや、朝ゴハンを食べつつ運転なんてのは勿論、僕もすることですが。そんな話をしてるんじゃない。

 でも…、でもさあ。(以下不快表現アリ注意) ↓

[モーニングスタイル]の続きを読む

今日の一言

2007年07月11日 21:36

 ふと思い出して、小骨が喉に詰まったような感覚。

「よくぞ ここまで きたな。ほめてやろう。」

今日の一言

2007年07月08日 21:42

 こ、こいつ! 僕がショートボブ好きなこと知ってるくせに!

コーヒー?

2007年07月08日 21:36

 雪印のコーヒーは美味い。
 はっきり言えばこれはコーヒーではない。コーヒーというか、乳飲料なので明らかにコーヒー牛乳の風味のドリンク、なのだけれど、それでも(色々な意味で)古きよきコーヒー牛乳で、甘党の僕がつい頷いてしまうくらい甘くて好き。1リットルパックでよく見掛けるけれど、大抵100円を切る値段なのが嬉しい。気が向くと衝動買い。
 まあ、そういう、安っぽい飲み物が好きです。

九分九厘

2007年07月06日 17:12

「九分九厘成功する」
 なんていう言い方がされるときには、
「それ、9.9パーセントじゃないの?」
 なんて言わずに、
「そうか、九割九分九厘なんて一々言わなくてもいいくらい確実なことなのか。99.9パーセント、間違いないんだな」
 と好意的に解釈しよう。

今日の一言

2007年07月05日 20:13

 魚の身って肉じゃないの?

一刻

2007年07月04日 19:51

 時間は大切だけれど、一刻(2時間)を争うような経験は少ない。
 「一刻を争う」を厳密に言うと、上記のように意外と長いスパンでのことなので、現代人は昔に比べて、より時間に追われる社会生活をしているのだと知ることが出来よう。

雑文

2007年07月03日 22:56

 例えば、今はまだ完全には出来ないようですが、ロボットにプロのピアニストと同じ指使いで強弱をつけられるようなピアノの演奏をさせる機能を公開しているような場面が近未来にあったとして、それを見て、ロボットにプロのピアニストの演奏の音を録音してそれを出来る限りの高音質でアウトプットさせることが出来ればそれで十分、生の音に接近出来る、再現出来るのだからそれでいいじゃないかと思うか、「人の真似」をするロボットの機能を評価するか。アナログとデジタルの技術の違い、評価のされ方の違いって、そういうところにもあるかもしれない。ロボットというのはそもそもの目的が人の行為の代価であることをこの際抜きにしても、技術の無駄と活用の境界線を何処に引くのかは、割と難しい。

ケータイ小説

2007年07月03日 07:43

 ケータイを擬人化してヒューマノイド型インターフェイスの話でも作れそうだなあ、と考えていたのですが、「これぞケータイ小説!」とか親父な洒落を考えてしまってやる気を減らした。有名な前例に「パソコン」をそのように置き換えた話があることに気づき、半分以上やる気を失った。
「マスター、あちらにも猫が。」
 この台詞が書きたいだけなんですけどねー。


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