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「猫っ毛」の意味を間違えて覚えている人いない?

2010年08月29日 17:23

■「これ、なに?」
 と訊くのと、
「なに、これ?」
 と訊くのでは、警戒心の見え隠れが全く異なって聞こえるので注意。

■「あ、この人の一人称は『僕』じゃなくて『ぼく』だな」
 と感じるような稀有な人がたまにいる。

■不覚にも見入ってしまったために、ラストの衝撃が。

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電気と電機と電器の違いは?

2010年08月29日 17:07

 新規開店の電器屋さんが出来たので、散策。
 プリンタ複合機を購入。実は自分用としては初めての購入だという話。如何に手元にないと機械は必要でないかが分かりますね。かつては散々コピーが必要だったのに、なければないで困らないものだ、そうなのだ。



 しかしまさか本体が5000円ちょいで買えるとは思わなかったのでビックリです。複合機なのに! と、売り場の周りを見てみれば、大抵のプリンタは10000円あれば買えてしまう…。今ってプリンタは本当に安いのね。
 ところで、お店の人と、
「コレ、インクはついてませんよね…?」
「はい、そうですね、ご購入頂くことになります」
 という話をしたので、インクを買ったのに、黒もカラーもついてたYO! 今回はモノクロインクだけ買ったのですが、カラーインクとセットで買うとと、殆どインク代とプリンタ本体の値段が同じになってしまうな。そんなに安くなったものなのか、プリンタって。

 同じお店で、今更だがポメラ(犬じゃない方)に触った。結構いい感じ。
 10000円なら買いたくなっちゃうなあ…。創作意欲がもっとあればなあ…。

【○】「しろくまカフェ いちご味!」ヒガ アロハ

2010年08月25日 17:04

 究極の癒し系コミックふたたび登場!!しろくまとパンダの掛け合いが見所。ツッコミどころ満載!
 今回は恋の甘酸っぱい香りもほのかに薫る新傾向にも注目!!

 ということで読みました。前巻を読み始めた頃の大きな違和感はすっかりなくなっていました…、自分が。いつの間にか馴染んでいる人間代表(笑)の笹子さんに注目ですね(彼女の登場シーンでは勘違いしてナマケモノを雇うのかよ、と突っ込みを入れてしまったのであった)。


【○】「ICS犀生国際大学A棟302号・2」山田J太・真山 柚子

2010年08月25日 16:57

 長いこと探していた本をようやく手に入れたので読みました。
 最後の方、ちょっと唐突な展開で終わりを急いじゃったなー、というのが残念。
 小学生コンビの主人公の話、という風になってしまって、折角の大学ライフが薄まっちゃったのもちょっと残念でした。

 ドラマCDが10本以上出てるみたいなので、メディアミックスとしては成功している作品なのよね、これ。
 中古ででも見掛けたら是非聞いてみたいシリーズ。


水分補給にビールはどうか

2010年08月24日 20:43

■昨日、軽く熱中症になったらしい祐樹一依です。こんにちは、こんばんは。今なら熱中症についてのテーマだけでひとコマ、講義が出来そうな気がするのですが、需要があるでしょうか。屋外での仕事だけでなく、室内でも高温多湿、脱水症状が起きる可能性のあるところでは熱中症の危険性は無視出来ませんよ、事業者の皆さん! 今年は夏場の3ヶ月の間だけでも全国で3万件の緊急搬送が行われ、100名以上の方が亡くなっているんですよ!
 というわけで、調子が悪いままですが、本日も講義を2コマ。お疲れ様でした。
 明々後日が締め切りのレポートも今日中に仕上げてしまい、機嫌は良いです。やはり締め切りのある仕事は早くやってしまうに限る。やっほい。と、家に帰るなり正体の知れない鼻歌を歌う始末。フフーン…、って、どうも僕は機嫌が良いと鼻歌が出るらしいですが、自覚したのが今更なのか…。

■「お前、人を何だと思ってるんだ!」
「動物界・脊索動物門・脊椎動物亜門・哺乳綱・サル目(霊長目)・真猿亜目・狭鼻下目・ヒト上科・ヒト科・ヒト属・ヒト種に属する、動物の一種」

【○】「エスター」鑑賞。

2010年08月23日 20:28

 ハリウッドのヒットメーカー、ジョエル・シルバーが製作を手掛けたサスペンスホラー。赤ん坊を死産して悲嘆に暮れるケイトとジョンは、養子を迎えることを決意。ふたりは孤児院でエスターという名の少女に惹き付けられ、彼女を引き取るが…。

 エスター怖い。パッケージのフォトグラフィが第一に凄く怖い。はっきり言ってしまうと、気持ち悪いのである。これはもう顔半分を縦に鏡写しにした写真であるので、不安感を煽るには最適…、というか、格好の描写なのですが、この顔写真のイメージがほぼ、そのまま、映画の中で感じる不安感とそっくり同じなのでしょうか。
 何かしでかすのでは、というのがありありと分かってしまう焦りは、よくあるホラーのドキドキ感とは違って、なんだか、理性に訴え掛ける怖さ。ご都合的に崩壊していく家族関係も当然原因が原因なだけにヤキモキして見つめることしか出来ないし、少女を取り巻く環境の諸々が、理解するのを拒絶する「嫌な」感じ。
 こんな少女と養子縁組して数年後、を考えると、物凄く怖くなる(実年齢が大人、ということは精神も成熟している「少女」。家族は間違いなく崩壊する)。その意味では2度目に見返すと前半の辺りは物凄く怖いのではないだろうか…。
 DVD収録の「もうひとつのエンディング」も気になるところです。


途中経過っぽく

2010年08月22日 20:39

■また一月分まとめて更新とかしてしまった。地道に出来ないのか、自分。頑張ります…。

■本日購入したガリガリくん3本のうち、1本に当たりを確認! 家宝にします!(えー)

【○】「空の下屋根の中・2」双見酔

2010年08月22日 20:37

 高校を卒業し、気づいたら無職だった香奈絵。とりあえず始めてみたバイトには慣れたものの、就職活動は依然ままならず。何がしたい?何ができる?何を見出す?迷える少女の成長物語、ここに完結。

 この手の話(本書は4コマ漫画集ですが)を描くに辺り、一番のネックは話が進むにつれ、どの程度「救いがある」のかどうかだと思う。本書に関して言えば…、読む人によって、多少の解釈の違いはあるのだろうけれど…、終盤の面接シーンで、主人公が面接官に向かってたどたどしくも放ったあのフレーズ。あの言葉がこの短い物語を象徴してるように思えてならない。
 やはり前を見なければ、何も始まらない。


【○】「空の下屋根の中・1」双見酔

2010年08月21日 20:34

 笹川香奈絵、高校を卒業したら…ニートでした。職ナシ、資格ナシ、やる気は…あったりなかったり。昼夜逆転にネット三昧。そんな香奈絵に輝ける未来はあるのか!?働いてる人も働いてない人も必見です!!

 一言で言うとニートの話、になるのだろうけれど、ちょっと、違うかな…。モラトリアムから抜け出せない世代、とか表現してみると、それっぽいでしょうか。リアルといえばリアルなのだけれど、でも、求職活動もしてるし、親の理解も(ある程度の放任主義は現代らしい)ありそうだし。
 冒頭と最後の方では、読んでいて感じる不安感(と安心感)に大きな違いがあります。もっとガッツリ「嫌な描写」をしちゃっても良かったのでは、と思わないでもない。


【○】「かんなぎ・1」武梨えり

2010年08月21日 20:32

 御厨仁が彫った木彫りの像に"ナギ"と名乗る女神が宿った。外見はかわいい女の子だが、ハチャメチャなナギに仁の日常は徐々に浸食されていく!? 武梨えり先生の人気連載がついに単行本化!!『月姫』、『Fate/stay night』の武内崇先生との超豪華合作イラストも収録!!

 内容を知らずに買ってみたクチ。
 ほう…、こんな表紙だったのか。そういう話だったのか。というくらいで、普通に面白いと思います。
 神様が出てくる割には辛口じゃないし。可愛いですね。でこでこ。
 なんとかの騒動とかよく分からないですけど。


【○】「しろくまカフェ」ヒガ アロハ

2010年08月21日 20:31

 なんなんだろう、これは…、刊行時は割と流行っていた、スローライフという奴なのか?
 と首を傾げつつ、この不思議で緩やかな空気が流れている独特の世界をついついのんびりと楽しんでしまった。
 この表紙、このタイトルに一切、偽りなし!


【○】「4ジゲン・1」にざかな

2010年08月21日 20:28

 伝説のギャグユニット、待望の再結成!
 アナタを笑いの異次元ワールドへ誘う定時制スクールGAG、ついに開校!

 「B.B.Joker」の頃と良い意味でも悪い意味でも全く変わっていない役作りをしているおふたり(笑)による、またしても学園モノなショートショートショートコミック。重箱の隅を突付くような、それでいてツボに入ってしまうとしばらく笑いが止まらないこの感覚。


【◎】「96時間」鑑賞。

2010年08月21日 20:26

 巨匠リュック・ベッソン製作・脚本によるスタイリッシュ・タイムリミットアクション!17歳のアメリカ人少女キムが、海外旅行で訪れたパリで東欧系マフィアに拉致されてしまう。彼女の父ブライアンは、96時間以内に自らの手で拉致された最愛の娘を取り戻すことを決意する。ブライアンは、かつて政府のもとで秘密工作の仕事に携わっており、身につけた特殊なスキルを活用して犯人たちを追い詰めていく…。

 オヤジ、格好良い。
 はっきり言って都合の良い設定と単純明快なストーリー。どんどん移り変わる状況は難しいことをばっさりそぎ落とした無駄のない作り、と言えるか? 一途ですらある父性愛が真っ直ぐに目的に向かって突っ走る、何も考えずに最後まで懸命に観客も追っかける。タイトルは邦題が故なのでしょうが、タイムリミットものではないよね…。


まあ、なつだからなあ

2010年08月19日 20:20

■「マスター、マスターがくれた白熊、美味しいです」
 とアイスのことなのにわざわざ漢字変換して伝えてくれるレンきゅんは、なんだかデジタルっ子で可愛い?(難易度高いな)

■別に嘘ではない、男の子の「僕っ子」。
 例えば「レンきゅんが好き(ちっちゃい子、年下が好き)」というだけで、
 単純に「BL好き(腐女子)」ではない、という式に納得した。

■なんつーか…、しみる。


■初めて聞いたときには何も思わなかったけれど、二度聞いてから確実にハマった。
 これだから音楽は面白い。ピコピコ最高。

【◎】「あまんちゅ!・3」天野こずえ

2010年08月19日 20:19

 読みました。
 海の美しさを語るために、陸からの視点で知ったかぶるような描写はもう飽き飽きだよ、と密かに感じている人たちのためにあるような、次第次第に海の底に潜っていく情景。特に本書の場合、泳ぎが苦手なてこの視点で描写されることが多いがために、余計に感動が伝わってくるのですよね。物凄くゆっくり、「水の中で呼吸をする」ようなペースで読み進めたい小品。


【○】「七花、時跳び!」久住四季

2010年08月19日 20:17

 そもそもの発端は、だ。我が後輩の七花いわく、突然タイムトラベラーになったという。可愛い顔して、あなたマジですか!?と言いたいところだが、これがマジだったりするのだ。過去や未来に自由に跳べるとしたら、どうする?カップメンにお湯を注いで『三分後』に跳んで待たずに食べるとか―え?違う?こんな面白いことはないと、退屈しのぎに彼女と始めた時間旅行は―まぁしょうもないことばかりで。予告しておく。びっくりしたり呆れたりすることはあっても、歴史を動かすような展開は何にもない。なぜなら、僕が主人公だからだ。

 ミエミエのいわゆるタイムトラベルものなのですが、少年少女が主人公、というスタンスが開けっ広げに組まれているために、非常にノリの良いお話に…、というか。ノリが本当に軽いなあ…。実はロジカルな展開をバリバリ盛り込んでいるので、一読しただけでは分かりづらいところもあるのですが…、納得の出来る「解釈」もあるので、読んでいて面白かったです。


【○】「レジーデージー」月村奎

2010年08月17日 20:15

 ミステリ作家ユニットの片割れ・大須賀一夜は、仕事相手と彼女に裏切られ、ヤケを起こして田舎町に越してきた。その町で出会ったのは、イケメン俳優・川嶋大志。一夜はなぜかその人気者に懐かれ、いろいろと構われるようになる。そんなある朝、大志は一夜の目の前で、彼のアイドル時代の相棒にキスをした。そして数日後の夜、大志は一夜にもキスしてきて…?

 で、伝説の「しりとり」…、これか…!
 ノベルス版を読んだのは何年前だったか、そのせいですっかり忘れていたのですが、これは…、もう…、なんだか…、笑ってしまっていいのやら、恥ずかしいやら…。割とごり押しの展開なのですが、ちょこちょこと粋なフレーズが仕込まれていたりして面白かったです。


【◎】「キノの旅・13」時雨沢恵一

2010年08月17日 20:12

「何だ?」
 キノが『フルート』を構えてスコープを覗いて、今いる丘の上から地平線を見下ろします。
 しばらくして、ようやくそれが何か分かりました。
 大量の土煙を生み出していたのは、大地を埋め尽くすような大型動物の大群でした。
 大きく太い体と頑丈そうな四肢を持つ、鈍い灰色をした草食動物です。
「この辺に住むサイの一種、だね。水が欲しくて集団で移動中なんだよ」
 エルメスが言いました。
 灰色のサイの群は、何千頭、または何万頭いるのか分かりませんが、濁流のような密集度と勢いで大地を進んできます。
 その進む先には―
「あ…」
『フルート』を向けたキノが、声を漏らしました(「この世界の話・b」)他全11話収録。

 梗概として書いてあったので、面白かったから転載してみた。これは作品の転載になってはいないのだろうか?

 いやはや、時雨沢氏、本当、巻を進めるごとに構成が巧くなっていくなあ…、と思わせられます。「前書き」の位置付けが秀逸。いつもの「後書き」みたいな気持ちでさらっと流してしまった人だけが得られる感動を、是非、貴方にも!
 ってこれ読んじゃったら駄目じゃん!


【◎】「きみとぼくが壊した世界」西尾維新

2010年08月16日 20:06

 奇妙な相談を受け、シャーロック・ホームズが愛した街・ロンドンへと誘われた病院坂黒猫と櫃内様刻。次々と巻き起こる事件の謎解き合戦が始まった! これぞ世界に囲われた「きみとぼく」のための本格ミステリ!

 こ、これは…、感想を書くのが難しいなあ。「何かを書くとネタバレになってしまう」という本の感想を書くのは、物凄く難しいですね。「感想を書くのが難しい」と書くだけで、ミステリの場合には「『見たままの内容』が実は真実ではない」ということを指摘しているに等しいわけで、つまりは何も言えなくなってしまうわけですが。「世界」シリーズということで、一応、巧いこと「ミステリしてる」感じはちゃんとするのですが、しかし「ミステリ」に対して喧嘩を売っているような姿勢が見え隠れするのは気のせいだろうか…、いや、いい意味で。実験的で、野心的なシリーズだな、と思います。
 冒頭から結末までの流れは計算的で、面白かったです(ここまで徹底して入れ子式にしなくてもいいのに、と、いち読者の僕が感じることは作者には想定済みなのでしょうね)。


【○】「不気味で素朴な囲われた世界」西尾維新

2010年08月14日 20:00

 時計塔が修理されない上総園学園の2学期の音楽室。そこから始まった病院坂迷路と串中弔士の関係。歪な均衡を保つ学園の奇人三人衆、串中小串、童野黒理、崖村牢弥。そして起こってしまった殺人事件。迷路と弔士による探偵ごっこの犯人捜しが始まり、崩れたバランスがさらに崩れていく……。これぞ世界に囲われた「きみとぼく」のための本格ミステリ!

 読みました。
 ちゃんとしたミステリとしても読めるのだが、やっていることはアンチミステリのような、そもそもこれはミステリではないのだと主張しているような…、面白い感覚。このシリーズは「小説」として読むのが一番だ、という話を何処かで見たような気がするのですが、成る程なあ、と読み終えて思いました。人殺しの話など、本書の趣旨ではない。人々の生き方と、或いは死に方と、それらがどう描かれているのか、その過程が大事なのだ、きっと。
 相変わらず西尾氏の書く人間はキャラクターが立ちまくっているのにも関わらず、どうしようもなく記号的なんだよなあ…、そこが如何にも小説小説していて面白いのだけれど。本当に完全に喋らない探偵役は駄目だろう…、と思ったのですが、そうか、あの人は探偵役にはなり得なかった、それだけの話だったのか、とも解釈できますね。


【○】「ニンギョウがニンギョウ」西尾維新

2010年08月13日 19:21

 映画を見に行くことになったのは妹が死んでしまったからだ。私は平素より視覚情報に関しては淡白を貫く主義なので、映画を見るのは実に五年振りのこととなり、妹が死んだのも、矢張り五年振りだった。回数を勘定すれば、共にこれが四回目である。映画を見るのは妹が死んだときだけと決めているのではなく、逆であり、妹が死んだからこそ、映画を見るのだ。そうはいってもしかしこうしょっちゅう死なれては私としても敵わない。日頃大きな口を叩いている友人達に合わせる顔がないというものだ。私には合計で二十三人の妹があるけれど、死ぬのはいつも、十七番目の妹だった。

 読みました。
 なんだこれまるでブンガクじゃないか、西尾維新は何を書いているのだ一体、と読み始めた頃は思っていたのですが、次第に面白くなってくる。人物や情景を「文章で想像する」スタンスを持っているらしい西尾氏らしい、ごり押しの小説。ライトノベルのアンチテーゼとなり得るまでの力を本書が孕んでいるかはさておき…。
 お兄様そうです私この本をとても楽しく読んだのですお兄様。


【◎◎】「造花の蜜」連城三紀彦

2010年08月11日 19:17

 造花の蜜はどんな妖しい香りを放つのだろうか…。その二月末日に発生した誘拐事件で、香奈子が一番大きな恐怖に駆られたのは、それより数十分前、八王子に向かう車の中で事件を察知した瞬間でもなければ、二時間後犯人からの最初の連絡を家の電話で受けとった時でもなく、幼稚園の玄関前で担任の高橋がこう言いだした瞬間だった。高橋は開き直ったような落ち着いた声で、「だって、私、お母さんに…あなたにちゃんと圭太クン渡したじゃないですか」。それは、この誘拐事件のほんの序幕にすぎなかった―。

 ちょっと他にはない誘拐モノの本格ミステリ。冒頭から読者の頭に発生するモヤモヤを解決する、物凄く大胆なトリックが詰め込まれているのですが、敢えてミステリミステリした作りにせずに、登場人物の「情景」描写を盛り込んで、インパクトを抑えて著者の本骨頂、叙情ミステリに持ち込む手腕はやはり見事というしかない。中盤からの視点を変えた事件への追究の仕方も冗長にならずに読ませます。
 しかしこのトリック、というか誘拐事件の構図(3つの誘拐事件が同時に進行していた、なんて、そんな小説を書こうと決断出来ませんよ)は、本当、思いついてもそうそう、ひとつの事件の中に描きこむことは至難だったんじゃないかなあ、と素直に感嘆してしまいました。


【○】「毎日晴天!」菅野彰

2010年08月10日 19:15

「俺は、結婚も同居も認めない!!」
 出版社に勤める大河は、突然の姉の結婚で、現在は作家となった高校時代の親友・秀と義兄弟となる。ところが姉がいきなり失踪!!残された大河は弟達の面倒を見つつ、渋々秀と暮らすハメに…。賑やかで騒々しい毎日に、ふと絡み合う切ない視線。実は大河には、いまだ消えない過去の“想い”があったのだ―。センシティブ・ラブストーリー。

 最近コミック版を通して読んでしまったので、原作も読み返したくなり、本棚から引っ張り出して実に10年ぶりくらいの再読。読み進めながら二宮氏の絵が頭の中で動く動く暴れる泣く笑う。破天荒なセンチメンタルホームドラマ(笑)楽しかったです。


【○】「温かな手」石持浅海

2010年08月10日 19:12

 大学の研究室に勤める畑寛子の同居人・ギンちゃんは名探偵。サラリーマンの北西匠の同居人・ムーちゃんも名探偵。人間離れした二人は、彼らが遭遇した殺人事件や騒動を、鮮やかに解き明かす!一風変わった名探偵とそのパートナーが活躍する、著者渾身の連作集。

 人間でない生命体があっさりと日常生活に溶け込んでいて、しかも次々と探偵役をこなしてしまう連作短編集。石持氏、またしても奇妙なシチュエーション(?)をもってきたなあ、と読み進めていったら、意外なところに綺麗に落とされて悪くない読後感。勿論、いつものヘンテコ倫理感も盛りだくさんですよ。


がr

2010年08月09日 19:06

■いや、あの、それくらいしか書くことがないのか、と言われると恐縮してしまうのですが…、実際のところ、それほど、他の方々と比較してみても面白く楽しい日々を過ごしているわけでもないので如何ともし難い差があるのでは、と私も自ら常日頃、感じずに入られないところでございます、至らない点が多々、ございますことには言い訳のしようもなく、ただひたすらに精進せねばならない、と己に鞭を打って活動せねば、と思ってはいるのですが、なかなか自分に辛く当たれ、というのもやりにくいところがあるというか、どうしても生来、自分自身に対しては甘えを許してしまうところがありまして、これは私も昔から自分の弱点のひとつであると分かってはいるのですが…、分かっているくせに改善しない、というのは、もう、完全に弱み以外の何物でもないのですけれど…、それでもかつてに比べればまだマシになってはいるのかな、と思うとともあるのですけれど…、結局のところ、そういうことは単に年齢を経たからだ、とか、曲がりなりにも社会人として否応ない経験を積みつつあるからこそだ、という前向きな考えがないでもないことが、精々の救いなのかな、と思うところでありまして…、
 そんな折、ガリガリくんが当たりました。62円のアイスです。そうです。

【◎】「サマーウォーズ」鑑賞。

2010年08月06日 18:53

 『時をかける少女』の細田守監督が贈るSF青春アニメ。仮想空間OZが人々に浸透した近未来。内気な高校生・健二は憧れの先輩・夏希に頼まれ、彼女の実家を訪れる。個性的な家族の面々に振り回される中、健二は謎の数字が書かれたメールを受信し…。

 ということで、観ました。とても面白かったです。


【○】「海の上のピアニスト」鑑賞。

2010年08月05日 18:47

 世紀の変わり目を告げる1900年、大西洋を果てしなく往復する豪華客船ヴァージニン号で拾われた小さな命は、”ナインティーン・ハンドレッド = 1900” と名付けられた。船を下りることなく成長した彼は、やがてピアノの鍵盤の上で信じがたい才能を発揮し、彼が即興で奏でる素晴らしい音色は、あらゆる人を感動の渦に巻き込んでいく。船の中でさまざまな人と出会ううちに、彼はある日、これまで一度も下りることのなかった船のタラップに、その足を掛けるのだった…。

 レモンって呼んであげればいいじゃない…、と最初に思ったことはさておき。我々、陸の上の者とは全く違うものの捉え方、考え方をする青年のお話。海の上、船の上で生まれ育ったために、陸に降りられない臆病者、などと呼んだ日には、とんでもないしっぺ返しをくらいそうですよ。「選択肢が多過ぎて辛い」という台詞には唸らずにはいられません。
 ジャズ対決は正直、畑違いだったのではと思うのだけれど(タバコ燃えた! 凄い! と喜ぶようじゃ。ただの子供だ)、あの場面も要するに、綺麗なジャズは確かに素晴らしいけれど、彼にとっては…、単に、個人的に、彼にとっては、「ジャズなんてクソ食らえ!」ということなんでしょうね。そういう生き方は、とても潔いと思います。


【△】「まっすぐ進め」石持浅海

2010年08月05日 18:45

 書店で真剣に本を選ぶ美しい女性―まるで絵画のような光景に見とれた川端直幸。友人の紹介でその女性・高野秋と偶然にも知り合う。やがて始まるふたりの交際。関係が深まる一方で、秋にちらつく深い闇は消えない。そして、ついにその正体が分かる時がやってくるのだが…。

 「日常の謎」系のロジック主体の短編集。とはいったものの、どうしても会話が唐突にロジカルになるのが、石持氏特有の倫理観の描き方も大きく影響していて、「ミステリを作りました」というイメージが拭えない。恐らく意図的なのでしょうが、推論の飛躍が本作はかなり大きい(というか唐突)感じがする。そのせいで推理の結論を聞いても「真相に辿り着いた」というカタルシスは得にくいような気がします。


バイバイゲーム

2010年08月03日 18:52

 ゲイカップルとレズカップルが登場するミステリで性別誤認の叙述トリックを巧くこなせないかと考えたけど無理だね

ただしているだけのこと

2010年08月02日 18:41

■親指と人差し指で輪っかを作り、残りの指は等間隔に開いて相手に示す。
 俗に言う「OKサイン」であるが、これは左手で作らないと相手には「OK」の文字には見て取れない。
 ゆめゆめ、油断することなかれ。

 多分に森博嗣氏の影響とかがあるのでしょうが、今、現在、当たり前にしていることの多くは、自分自身が当たり前だと認識してやっていることなのかどうか…、言い換えると、それが「当然のことであると教えられた」から、それが正しいのだと認識してやっている「だけ」のことではないか…、と、考えることがあります。上記の左右の違い、くらいであれば、ああ、そうか、と分かるのですが、「ただしているだけ」である所作、結構ないでしょうか。


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