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ウルトラスペシャルどうでもいいこと

2011年09月30日 22:21

■凄い!「大豆」って言うだけでしゃっくり治った!

■例えば「鉛筆」と「シャープペンシル」を題材にし、各々の長所と短所をありったけ挙げる。それをもとにして、第三者に対して自分はどちらを売るかを仮想的にプレゼンテーションしてみる。この際には、顧客は小学生だと思って、出来る限り顧客層に分かりやすくプレゼンすること。
 次に同様の材料をもってして、初対面である他人に向けてプレゼンを行うことを想定する。先のプレゼンと異なる部分は何だろう。主観性か、それとも客観性か。顧客の全てが自分自身の主観のみをもって受け入れの判断をするわけでないことに注意。
 その中で、鉛筆でもシャーペンでもない何かをプレゼンすることが出来るだろうか。そしてそれは妥当だろうか。人に何かを請うというのは、とても難しい。
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【○】「遭難者」折原一

2011年09月30日 21:35

 北アルプスの白馬岳から唐松岳に縦走中、不帰ノ嶮という難所で滑落死した青年・笹村雪彦。彼の山への情熱をたたえるため、彼の誕生から死までを追悼集にまとめることになった。企画を持ちかけられた母親は、息子の死因を探るうちに、本当に息子は事故死なのだろうか、と疑惑を抱き始める…。登山記録、山岳資料、死体検案書などが収められた追悼集に秘められた謎、謎、謎…。2冊組箱入りで、待望の文庫化。奇書!2冊組箱入りの追悼集に隠された死者からのメッセージ。この本は追悼集(本編)と別冊の二つで構成されています。

 ということで、読みました。
 凄く凝った作りの本。事件を述べるに辺り、亡くなった者の追悼本を本当に一冊、まとめあげてしまうのだから面白い。当然読者は、これがいわゆる「問題編」なのだと理解して読み進めるのだから、この辺のギャップがまた面白いですね。残雪の連峰で起きた遭難事件ということで、それだけでもうサスペンスフルなのですが、一冊目の後半から思いがけぬ展開へ。別冊へと読み進めるともう行く末が見えなくなって作者の企みは果てしないです。読み終わってみれば、この「本編」って一冊まるまるが「アクロイド」系列でいうところの、「記述者が犯人」ということですよね、きっと。アイデアの勝利。


【○】「不連続殺人事件」坂口安吾

2011年09月30日 21:31

 戦後間もないある夏、詩人・歌川一馬の招待で、山奥の豪邸に集まったさまざまな男女。作家、詩人、画家、劇作家、女優など、いずれ劣らぬ変人・奇人ぞろい。邸内に異常な愛と憎しみが交錯するうちに、世にも恐るべき殺人が生まれた!不連続殺人の裏に秘められた悪魔の意図は何か?鬼才安吾が読者に挑んだ不滅のトリック!多くのミステリ作家が絶賛する、日本推理小説史に輝く傑作。

 ということで、読みました。
 奇人変人揃い踏み、登場するのは常識はずれのみ、有象無象、惚れた晴れた、そんな舞台で起こる連続殺人事件。冒頭から登場人物が多いわ癖のある文体と会話表現で読み進められるのかと不安になりましたが、事件が続いて人が減ると段々読みやすくなっていくのが強烈な皮肉。メイントリックは文学者の筆致が強烈に発揮されたもので、混沌としていた様相にロジックが真相を照らす瞬間は唸ってしまいました。50年前に書かれたミステリということで、言葉の使い方は慣れるのに時間が掛かるし、登場人物は皆駒のようだし、こんな構成は現代での再現は不可能でしょう。
 しかし、秀逸なタイトルですよね、これ。


【○】「子どもの王様」殊能将之

2011年09月27日 21:29

 ショウタの親友トモヤは学校にはほとんど行かず本ばかり読んでいる。そのせいか途方もないつくり話をよくする。この団地の外側には何もない、現に団地の案内図には外側なんて描いてないじゃないかという。今日も学校はあったよとショウタがいうと、昨晩大急ぎで造ったのさ、といった調子だ。他にも団地に住む西の良い魔女と東の悪い魔女の話とか、残虐非道な子どもの王様の話とか……。だがある日、ショウタはトモヤがいうとおりの姿かたちをした男を目撃する。もしかしてあれが子どもを穴蔵に閉じ込め、召し使いとしてこきつかうという子どもの王様?

 ということで、読みました。
 「パルジファル」というワーグナーが作曲したオペラがあるようです。本書に(テレビの中だけに)登場するヒーローの名前と、どんな関連があるのかは調べてみないとよく分からないのですが、「救済者に救済を!」と歌われているオペラと、本書の舞台で起きた事件と、主人公の行動を見ると、ひとつ、単純ながら重要なことがあるように思われます。つまり、彼は自らが子供であることを自覚しながら、同じ子供である友人を守りたかった。確実なのはこの一点だけ。その他の部分は、「子供である」彼にとっては、「曖昧なこと」なのです、きっと。


雑念

2011年09月26日 22:14

「ねえ、缶ジュースの飲み口、ちゃんと洗ってくれた?
 え? 買ったときのまま? 馬鹿じゃないの!?
 どんな見えない汚れが付いてるか分からないものに口を付けろっていうの?」

 さて、この発言は潔癖に過ぎるのだろうか。

【○】「東京バンドワゴン」小路幸也

2011年09月26日 21:25

 東京、下町の古本屋「東京バンドワゴン」。この老舗を営む堀田家は今は珍しき8人の大家族。60歳にして金髪、伝説のロッカー我南人。画家で未婚の母、藍子。年中違う女性が家に押しかける美男子、青。さらにご近所の日本大好きイギリス人、何かワケありの小学生までひと癖もふた癖もある面々が一つ屋根の下、泣いて笑って朝から晩まで大騒ぎ。日本中が待っていた歴史的ホームドラマの決定版、ここに誕生。

 ということで、読みました。
 下町に建つ、多世代家族の住む古書店とカフェ。成る程、これは映像化されれば賑やかで楽しいものになりそうだ。小説を読んでいながら、リアルタイムにそんなことを考えてしまうホームドラマ。描かれているのは嘘偽りなく、家族愛を描いた物語であり、「昔ながら」と「今どき」と「何処にもない」が混ざり合ったヘンテコな、でも何処にでもありそうな家族の姿がきっちりと、かっちりと書き込まれた群像劇。いわゆる「日常の謎」系の要素が合わさって、非常にドラマチックなミステリに仕上がっています。


【○】「二丁目路地裏探偵奇譚・4」コバヤシ テツヤ

2011年09月26日 21:21

 相変わらず閑古鳥の鳴き続ける探偵事務所に、今度はショコラの姉がやってきた!過保護っぷりに一同たじたじになりつつもまったりバタバタ進む日々に、彼女がショコラに告げた伝言、そして…。ロングラン連載、堂々の完結巻です!

 ということで、読みました。
 お茶の間の皆様をお騒がせ続けて幾年、二丁目路地裏探偵奇譚、堂々の、感動の、完結編! とか大仰な煽り文句は全く必要ない、というか似合わない、事件の香りは一向に漂ってこない探偵奇譚です。最初から最後までばたばたでゆるゆるです。まさかの新キャラもこれ以上の予想に反したことはあるまいと思っていたけれど、まあ、予定調和内で良かったのではないでしょうか。
 まさかの「ウン百年後」エピローグ(笑)もそれらしくて非常に良かったです。
 飯が美味い嫁は、いいと思う、うん。


駄目だな、結局駄目なんだよ

2011年09月25日 22:11

■100近均一のダイソーは発音のアクセントが「ダ」なのだと知ったのが、ほんの2年ほど前のことです。
 もしかしたら僕、100均嫌いなのかとたまに思う。特に休日、人手が多いときの雰囲気は駄目だ。目的物がなくともぶらぶら見て回るのが好きなんだけどなあ。もっと殺伐としているのが100均云々。
 基本的に売場面積が広い、或いはディスカウント率が高い(薄利多売)であるほど、店員の「いらっしゃいませー」という語尾が伸びる傾向にある。では、その逆はどのような営業形態が想像されるだろうか。

■迷子の呼び出し放送があった。
「○○ちゃんという4歳の男の娘をお預り致しております」
 へえ…、いやいやいや。
 普通に脳内変換している僕はもう駄目だと思った。

【○】「flat・5」青桐ナツ

2011年09月24日 21:23

 超生真面目後輩・海藤に言われた「愛がたりない」が意外とひっかかっている、超マイペース高校生・平介。自分になついている従弟・秋との関わり方を考えはじめるけれど…。ゆったりまったりハートフルシリーズ、第5巻突入!

 ということで、読みました。
 読者の全てを敵に回したいのだとしか思えない言動の持ち主、海藤くんである。これはもう作者の恣意的な意図的なキャラクタいじめなのではと杞憂を感じてしまいますが…。今後、無駄に主人公を悩ませるだけのための登場人物ではありませんように。しかしまあ、あっくんの存在が引き立たせられるというか、「所詮はコドモの言うことだから」と当初から冷めた視線で足元を眺めていた平介も、たまには悩むと良いのだと思う。なるようになるさと、そのときのペースでダラダラ生きるのは良くないです、自分のためにも、周りの人のためにも。


スマホ

2011年09月23日 22:09

■実に5年強ぶりに、携帯電話の更新、というか、機種変更、というか。スマートフォン買いました。GALAXY S2。
 便利だ。物凄く便利だ。アプリ沢山あるし、アンドロイド(OS)は頭良いし。ミニパソコンだ。舐めてたよ、スマホ。
 取り敢えず今日は、ちまちまと電話帳の整理。仕事関係の登録が物凄く多いと思っていたけれど、実際のところは殆ど掛けることもない相手が結構登録したままだったりしたので、100件くらい消去。改めて、機種変せずに過ごしてきた5年間の積み重ねを感じた次第である。こうやって個人情報が意外なところに貯まったりするんだなあ、と。

 前のケータイは街を歩いていると自動的にネコを探知して教えてくれたものですが(内輪ネタ!)、今度のケータイはどうなのかな。マスター冥利に尽きる子であればいいのですが…、とまた変な言い方をしてみるテスト。

NyaHax

2011年09月21日 21:45

■懐かしいレトロSTG! 中学生の頃やったよー。オッサンホイホイだな。
 かつては至難だった全クリがアッサリでワラタ。
 動画はTAS。
 :  Bio_100%|PLAY GAME | NyaHax'93 http://t.co/xqeRcylF


■と思ってたら2010年にリメイク版が! 感激した!
 :  Bio_100%|PLAY GAME | NyaHaX 2010 http://t.co/xzKMKvzi


【○】「二丁目路地裏探偵奇譚・3」コバヤシ テツヤ

2011年09月20日 21:19

 『吸血鬼なんて破廉恥だっ!』アリスを付け狙う純情シスター・ガーネットの登場で、探偵事務所に初めての危機が!? そして人造人間エミリーの活躍は!? 絶賛閑古鳥の非本格探偵4コマ、堂々の3巻突破!!

 ということで、読みました。
 シスターなのかエクソシストなのか。ともあれ、大きく引っ掻き回してくれること請け合いの新キャラ発掘の巻。相変わらず絵柄は安定してますが、お話の作りは軽くてサクサク。逆に言えば如何せん、ゴスゴスしているので4コマ漫画の狭いスペースにキャラクタを詰め込んでいるのが勿体無いくらい。「探偵奇譚」のくせに主人公陣が全くそれっぽくないのは、もうお約束です。ていうか、まだ期待しているのか自分。期待しちゃうぞ自分。


【○】「深夜食堂・7」安倍夜郎

2011年09月20日 21:15

 読みました。
 最早、安定の面白さ。それだけに流石に人情話に目新しさは求められなくなってきた感もあるかも。誰も彼も、食べ物のあれやこれやも非常に素朴でいて魅力的であるのには変わらないので、この感覚はむしろ好意的。どんな話でも、深夜早朝に働き、或いは帰途の途中である人々には何かしら、抱え込むものがあるわけです。それを発散する場も色々あるけれど、人に欠かせない衣食住の中で、一番簡単に他人の助けを借りることが出来るのは、やはり美味しいもの、なのでしょうかね。
 炒め飯4種には笑わせて頂きましたよ、ええ。主に作者の呟きに。


【間違い探し】

2011年09月19日 21:44

 宅急便の不在票があったので電話した。
「不在票を見て電話したのですが」
「はい、住所とお名前をどうぞ」
「**町**-**です」
「はい、ありがとうございます。この後はご在宅でいらっしゃいますね?」
「はい、いらっしゃいます」
「わかりました。お電話ありがとうございました」

【◎】「パレード」吉田修一

2011年09月17日 12:45

 都内の2LDKマンションに暮らは男女四人の若者達。「上辺だけの付き合い?私にはそれくらいが丁度いい」。それぞれが不安や焦燥感を抱えながらも、“本当の自分”を装うことで優しく怠惰に続く共同生活。そこに男娼をするサトルが加わり、徐々に小さな波紋が広がり始め…。発売直後から各紙誌の絶賛を浴びた、第15回山本周五郎賞受賞作。

 ということで、読みました。
 ルームシェアをする男女の話。一言で言うとそうなってしまうのだけれど、生活をする場を分け合っているのに、彼らは互いに何処にも繋がっていない、そんな虚しさを次第に感じてしまう物語。ネット社会の中にいる限り、人と人とは真の姿を見せ合わない。それは事実、多くの実社会でも同じなのかもしれない。
 冒頭から結末まで、何の騒動も、事件も、勿論、安寧も、解決も含まない、平坦で穏やかで、でも人が集まるのだからちょっとした羽目の外し方もご愛嬌。そんな珍しい小説。
 …であるからこそ、ラストシーンの衝撃は、静か過ぎて、怖いのだ。


屋根裏

2011年09月16日 23:39

 押 入 れ の 上 の 屋 根 裏 を 覗 く と 、
 お 札 の 束 が 仕 舞 い こ ん で あ った 。
 見 れ ば 束 で は な く て 何 十 枚 か が 小 山 に な っ て い る 。
 前 の 住 人 の 隠 し 財 産 か 何 か か 、
 と 喜 ん で 下 に い る 嫁 さ ん を 呼 ぼ う と し た 瞬 間 、
 背 後に 気 配 。
 振 り 返 る と
 首 か ら 上 だ け の 無 表 情 の 女 の 人 が い て 、
 そ れ が

 す ー ー ー っ と 僕 の 方 に 滑 っ て き て 

[屋根裏]の続きを読む

【◎】「秋期限定栗きんとん事件」米澤穂信

2011年09月16日 22:37

 ぼくは思わず苦笑する。去年の夏休みに別れたというのに、何だかまた、小佐内さんと向き合っているような気がする。ぼくと小佐内さんの間にあるのが、極上の甘いものをのせた皿か、連続放火事件かという違いはあるけれど…ほんの少しずつ、しかし確実にエスカレートしてゆく連続放火事件に対し、ついに小鳩君は本格的に推理を巡らし始める。小鳩君と小佐内さんの再会はいつ―。

 ということで、読みました。
 上巻を読み終わったとき、「サイコーの気分のまま下巻を読み終えられるに違いないと確信してしまっています」なんて寸感を書いてしまったのだけれど、全くの杞憂でした。素晴らしい。読み終えて分かった、本書が「栗きんとん事件」であった理由。これは小山内さんがこれだけの暗躍をするだけの動機になったのだろうと頷けます。納得の犯人。最初から最後まで、ちゃんと理に叶っている。多くの読者が予定調和的な結末を予想し確信している最中で、このような手に汗握る「探偵」と「犯人」の遣り取りを見せてもらえるとは。実に面白かったです。


【◎】「秋期限定栗きんとん事件〈上〉」米澤穂信

2011年09月15日 22:36

 あの日の放課後、手紙で呼び出されて以降、ぼくの幸せな高校生活は始まった。学校中を二人で巡った文化祭。夜風がちょっと寒かったクリスマス。お正月には揃って初詣。ぼくに「小さな誤解でやきもち焼いて口げんか」みたいな日が来るとは、実際、まるで思っていなかったのだ。―それなのに、小鳩君は機会があれば彼女そっちのけで謎解きを繰り広げてしまい…シリーズ第三弾。

 ということで、読みました。
 ポップでコミカルな表紙に騙されてはいけないシリーズ第3弾は上下分冊。まだ上巻を読み終えただけなのに、サイコーの気分のまま下巻を読み終えられるに違いないと確信してしまっています。「日常の謎」系ミステリのシリーズなのだと侮っていたら、まさかの連続放火事件の謎、うはうは。だって本シリーズ読者の殆どは、犯人が分かってしまってるに違いがないのだもの!(半分冗談ですが、さて、作者の企みや如何に)お互い、少しもアプローチすることのない小鳩くんと小山内さん、一体これからどうなる。


【◎】「夏期限定トロピカルパフェ事件」米澤穂信

2011年09月15日 22:34

 小市民たるもの、日々を平穏に過ごす生活態度を獲得せんと希求し、それを妨げる事々に対しては断固として回避の立場を取るべし。賢しらに名探偵を気取るなどもってのほか。諦念と儀礼的無関心を心の中で育んで、そしていつか掴むんだ、あの小市民の星を!そんな高校二年生・小鳩君の、この夏の運命を左右するのは“小佐内スイーツセレクション・夏”!?待望のシリーズ第二弾。

 ということで、読みました。
 「春季限定いちごタルト事件」の純粋なる続編。前作を未読の方は、是非、是非是非一読を。キャラクターの深みがぐんと増した本書ですが、なんとなく「シリーズ続編」だと思いながら読み始めたら、読み進むごとに感じる、絶妙なる、静かなスリリング。こんな題材で、こんな結末へと展開させるとは。タイトルに偽りなし。いやはや、今回は良い意味で裏切られました。
 キャラクター小説としても面白く、既存のミステリの在り方へもささやかに挑戦している。幾らでも衝撃的に描けるシーンでも、さらりと軽く描かれているのが、尚更、苦い。


そんな程度の話

2011年09月13日 22:32

■他人を紹介するのが苦手である。
 言い換えるならば、「この人はこういう人です」と言葉で説明するのが苦手なのである。
 自分がどんな人間なのかを簡単に説明しようとしても凄く困るのである。
 他人の名前を覚えるのが苦手である。
 しかし、顔は割と良く覚えている方だと思う。
 一方で、他人の発言を覚えていることが出来ない。
 同時に、自分の体験など、過去について思い出して説明することも苦手であるので困る。

■元々100あった消費電力を15パーセント削減すると、当然85になる。
 それが現在だとすると、半年前まで当然のように使われていた電力水準は、現在の1.1765倍になる。
 数字で言うと大したことないけれど、全国規模で考えたら大きな数字だ。
 「節電」状態が当たり前となっている昨今…、さて。
 大体僕は、東日本以外の土地で節電対策がどれくらい行われていたのか厳密には知らない。
 他意はありません。我が家も意識して節電したわけではないし。それは一般家庭での「節電」というのは、無闇に家電の電力消費で電気代が勿体無いと思うかどうか、そんな程度の話だからです。

【○】「春期限定いちごタルト事件」米澤穂信

2011年09月12日 21:30

 小鳩君と小佐内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校一年生。きょうも二人は手に手を取って清く慎ましい小市民を目指す。それなのに、二人の前には頻繁に謎が現れる。名探偵面などして目立ちたくないのに、なぜか謎を解く必要に迫られてしまう小鳩君は、果たしてあの小市民の星を掴み取ることができるのか?新鋭が放つライトな探偵物語、文庫書き下ろし。

 ということで、読みました。
 なんてポップなタイトルだ…、とお思いの方も多いと思われますが、連作短編集でもある本書を最後まで読めば、「ああ、いちごタルト事件だな」と納得されることでしょう。「日常の謎」の面白さが込められているのは最早、当たり前。終盤に掛けての有り難き探偵役とその相方の生き様は、まさに「日常」の奇妙さ、不可解さ。しかしそれはひとつの世界を俯瞰して読むことが出来る読者の特権としての面白さ。
 意識して「小市民」たろうとする姿が、もうそもそも小市民ではないということに、お二人には一刻も早く気づいてもらいたいものです。


9.11

2011年09月11日 21:24

■不謹慎な話だけれど、何も大きな事件が起こらなくてがっかりしている人もいるんじゃなかろうか。
 事件の大小は、自分がそれに関わるか否か、という部分において重要視されるべきだと思う。

■クルマの2年目点検に長野へ行ってきました。
 特に車輌本体には異常はなかったのだけれど、フロントタイヤに亀裂が見つかり、即時交換。予想外の出費ですが、できるdけ近いうちにリアタイヤも替えてやらないとならない模様。どうせなら一気に替えてもらえばよかったかと後になって考える有り様で、想定外の「どうする?」には巧い言葉が直ぐに出てこないのはまだまだ「話す」ことを仕事のひとつとしている自分としては弱点克服に余念を許してはならないようです。
 閑話休題、親父さんが区の公民館の館長を勤めているみたいで、来週行われる敬老会のプログラム作り(いわゆる「ワープロ」)を夜中まで手伝わされました。これもまあ親孝行なのかしらと付き合ってやることに。引き換えに、家のPCを借りて自分の仕事もちょこちょこ。翌日、点検やら仕事やら、予定より随分早くに終わったので、親の買い物に付き合ったり、家でのんびり本でも読んだりして、のんびり帰りました。
 …山梨はホント暑いな。

【◎】「自分探しと楽しさについて」森博嗣

2011年09月06日 22:21

 老若男女を問わず、「自分探し」を続けている人は少なくない。自分の存在は、自分にとって最も明らかなはずなのに、なぜ見つけることができないのだろうか。現実に多くの人が、自分の生き方に悩み、自分探しを続けている。もちろん、個々人が置かれた状況はさまざまであり、万能薬は存在しない。その事実を踏まえたうえで、人気作家が、「あなたの中の前向きな気持ち」を、そっと引き出してくれる一冊。

 ということで、読みました。
 こういう本を読んで「分かったつもり」になる、それが一番、楽であり、また同時に苦しさに近づいてしまう。何かを自分で考える切っ掛けを与えられることを、意外と多くの人は無意識に求めているものです。冷徹なまでに冷静に自分と、自分を取り巻く環境と、それを取り込む世界を見つめている。毎度、当たり前のことを理論立てて表現する(やたら凝り固まった具象を展開していく)手法が抜群に分かりやすく、物事は「具体化」よりも「抽象化」した方が良い場合もある、ということを知るだけでも森氏の言葉に触れる価値があると常々思います。


【◎】「麒麟の翼」東野圭吾

2011年09月06日 22:19

 寒い夜、日本橋の欄干にもたれかかる男に声をかけた巡査が見たのは、胸に刺さったナイフだった。
 大都会の真ん中で発生した事件の真相に、加賀恭一郎が挑む。

 ということで、読みました。
 大仰なトリックやロジックよりも、実直な刑事の足取りと思考を辿ることが趣向とも取れる加賀シリーズ。東野氏も自信作のようです。大都会の真ん中で起きた殺人事件。センセーショナルではあるけれど、虚構のパズルを楽しむミステリの世界においては、割と地味かもしれません。けれど誰が、どうやって、何故…、その状況は不可解で謎が強く興味を惹きます。
 刑事は足を用いて事件に立ち向かう。古くからの言い回しですが、本書は刑事たちの地道な捜査がモノを言う展開。意外な真相は実に現実的で、現代の社会派ミステリと呼ぶに相応しい一作。


【○】「ダーリンは外国人」小栗左多里

2011年09月05日 22:16

 国際結婚をした著者が、「現実」をマンガで描くエッセイ。ランチタイムに心頭滅却、家族への紹介母親当惑の第一声、おふくろの味…など全21レポート掲載。夫の出身国別にみる「暮らしのコツ」収録。

 ということで、読みました。
 現代ではもう全く珍しくない、のかもしれない、外国人との婚姻生活、面白レポ漫画。当然、日本人と外国人の常識のすれ違い、勘違いを面白可笑しく楽しむのがまずひとつ。同時に、それはすれ違うだけでなくて、平行線を巧く辿ることで互いが互いの文化を尊重しあって生活していく、というスタンスが非常に興味深く読むことも出来て面白いですね。
 実は本書に出てくるような意識の相違という奴は、決して国内外という他者とでしか起こり得ないなんてことはなくて、世代や出身でも良く起こること。その意味でもちょっと考えたくなる漫画。


今日の一言

2011年09月05日 22:15

【注意:某作品の重大なネタバレを含みます】

 我輩は猫である。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。

【○】「ブラッドラッド・1」小玉有起

2011年09月04日 22:13

 魔界の吸血鬼・スタズは、突如現れた人間の女子高生・冬実に心を奪われてしまう。しかし突然の彼女の死…スタズは幽霊となった彼女を生き返らせる血意をするが…!?新鋭が贈る吸血鬼ブラックコメディ!

 ということで、読みました。
 実物を手に取ると分かる、この禍々しいまでの黒と黄色で危険色ギラギラの表紙! 存在感バツグンです。実際のところ、見た目に似合わず恐ろしく強い主人公とその周囲で起きる意外や意外なイヴェントの数々、と物凄い「少年漫画」しているのですが、第一話からヒロインが***しまったり、思い切ったことをしようとしているのは分かります。そのくせ緊張感が殆ど漂うことがないスタイルのようなので、安心して読めるといえば読めるのか。
 この話が何処へ向かおうとしているのかがさっぱり読めないのですが…、ああ、いやいや…、秋葉原か。


【○】「異国迷路のクロワーゼ・1」武田日向

2011年09月02日 22:11

 読みました。
 なんだか人物やら背景やらの描写が素晴らしいと聞いて紐解いてみました。ううむ。これは確かに、異国情緒溢れる風景が額縁の中でとろけるように香ってくるな…。いやはや、敢えて日本の少女であると具体化されている湯音の「日本人的描かれ方」については目を瞑らなければいけないのでしょうけれど、前時代的な異国の風景の中で前時代的な故郷の文化を溶け込ませる描写は面白いですね。着物とか湯浴みとか。
 本書を見る限りでは、湯音が一体どんな家の出なのかとか、外国に渡る本当の動機とかは語られていないので、その辺も今後楽しみ。


【◎】「星は歌う・11」高屋奈月

2011年09月02日 22:09

 東京に行く千広とは離ればなれになってしまうサクヤ。想いを告げないまま卒業式が近付き…!? 感動の最終巻!!

 丹念に積み重ねられた物語の軌跡は、本書のひとつ前のエピソードでほぼ完成していたように思う。本書では、ある意味、「物語が終わった後の物語」という予感すら感じる、珍しいアプローチの仕方で締め括りに向かって話が進んでいくので、読者の興味は最後の最後まで尽きない。多くを語らずに読者にそれを悟らせる手腕は物凄いと思わせるものがあるし、こういう物語の展開のさせ方はしいて新しいというものでもないだろうけれど、この話でこのやり方をもってくるのは、本当、憎いです。
 想像だに出来なかった、素晴らしいラストシーンに乾杯。


季節は変わる

2011年09月01日 22:58

■ここしばらく、我が家では体調が悪いことを気圧のせいにしている。
 急に低気圧になったり高気圧になったりすると身体のバランスがおかしくなるのだ。
 つまり台風が近づくと体調が悪くなるのだ。
 気圧が低いと体調が悪いのだ。
 夕立の気配がすると体調が悪くなるのだ。
 季節の変わり目で体調が悪く(ry

 なんてことを考えているうちに8月も終わっていた模様。
 もう夏休みもお仕舞いですよ! 仕事しなさい、仕事!
 人生、全てが勉強ですよ! 勉強しなさい、勉強!

■ところで(閑話休題)、マリー・アントワネットの有名な発言、
「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」
 は、正しくは、
「ブリオッシュを食べればいいじゃない」
 であるらしい。バターと卵を普通のパンより多く使った、いわゆる「贅沢なパン」のこと。
 というか史実、これはマリー・アントワネット自身の言葉ではないことが判明しているらしい。
 とある大公婦人がそう口にしたのは記録に残っているが、事実かどうかは不明。
 だからなんだ、ケーキもパンも現代では食い放題だ! というわけにはいかない人も多くいるんですよ、なんてことをいいたいわけじゃなくって別にケーキが食べたい話でもなくて腹減っただけなのかもしれないゴハン前。

■そこでうどん食べに行きました。讃岐うどん美味しいよね。
 ていうか、なんで、うどん屋の外にまで、たむろしてるんだよ、最近のコーコーセーはよ!
 はっきりと「近頃の若い者は」と言葉で思い浮かべてしまった三十路の晩夏である。
 分からん。本当に根拠がないんだろうなあ。座り込みって、「なんとなく」でしかないんだろうな。
 自分が変わらないだけで、世界は、世間は、世代は、次々と変わり行くものだ。
 しかしモラルとかマナーとかルールは変わっちゃあ、駄目だよな、どうしたって。
「マジ有り得ねェし」てそのまま言い返したくもなるわ。
 或いは、そうか、居場所がないだけなのかもしれない。
 何処でも自由に決められる、という選択肢を与えられたとき、パーソナルスペースは本当にパーソナルな場所にならないのだ、現代の若人は。「何処か」でなければいけないのだ。だから「適当なその辺」になってしまうのかもしれない。好き勝手が許されるほど、案外と選択肢が狭まってしまい、適当な行動しか起こせなくなっていく。それは同時に「適切な行動」ではなくなってしまうのだろうか。
 若い少年少女に「選択肢を与えない」のは勿論、大人の責任だろうが。

■どうしよう、こんな夜中なのにリピートが止まらないよぉ…。


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