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【○】「仕方ないミーくん」猫田リコ

2012年05月31日 11:10

 読みました。
 ホンット、仕方ないというか仕様がないというか、ダメな奴ばっかりだな、オトコって奴ァ。
 こと恋愛に関して言えば、全てのオトコはダメな奴ばっかになってしまうのが摩訶不思議猫田ワールド。最早舞台設定時代背景は関係ない、仕様がない…、そーいうものでしかないのだ、人を好きになるということは。そーいうものだと悟らないことには、疼いて止まないその病気のような衝動を抑えることも持続させることも出来ずに悶々としてしまうだけなのだ。オトコの恋愛って、きっと、ダメさを浮き彫りにして、それを受け入れるところから始まるのだ。


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【◎】「ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち」三上延

2012年05月31日 11:06

 鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。だが、古書の知識は並大低ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも、彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。これは“古書と秘密”の物語。

 ということで、読みました。
 舞台は北鎌倉の古書店、事件は古書にまつわる人間ドラマの紐解き、典型的な安楽椅子探偵型ミステリ。とはいえ、無理にミステリが作られている感じはせず、知らず知らずのうちに謎の渦中に引き込まれていく感覚はまさに「読書」であって、楽しい。さて、シリーズ作品であるらしい本書の魅力はなんといっても「本を愛する」店主の篠川さんのキャラクター。美人さんなのがストレートに伝わってきて面映ゆいですね。ラノベレーベルであるゆえにキャラクター小説なのは事実なのだけれど、実際に存在する古書を結び付けて物語が作られているのがとても面白い。彼女のいわゆる探偵役としての「頭が切れ過ぎる」がゆえに成立した不安感も、サスペンスと巧いバランスで舞台を支えていると思います。
 語り手となる主人公の独特の性質が面白く、丁寧に話が綴られているので、ミステリ初心者の方にもオススメ。


【◎】「オトナ語の謎。」糸井重里

2012年05月27日 11:00

 ほぼ日刊イトイ新聞にて連載開始され、異常ヒット数を記録した人気企画が待望の書籍化。
「なるはやで仕上げて、午後イチにはお届けできるかと」
「見切り発車の垂直立ち上げでしたから物理的に難しいんです」
「要は、クリティカルなアイテムがマストかと思われます」
 学校では絶対に教えてくれない謎めいた言葉、「オトナ語」を、おもしろおかしく徹底的に解説。
 昔話や歌謡曲の「オトナ語」バージョンも抱腹絶倒。

 ということで、読みました。
 うーん、面白い。何処を開いても生きた言葉が載っている。昔からビジネスシーンでは当たり前に使われているのだけれど、社会人未満の人にしてみれば疑問符を抱えることも多いに違いない「オトナ語」。無駄な言い回しもあれば、謙虚でへりくだった社会の生き方を体現するようなものもあったり。無駄に言葉を略したり言い換えたりって、若者言葉にもよくあることで、ああ、言葉の使い方は巧いこと棲み分けられているものなんだなあ、と感心しました。
 そうかあ、社会でソツなく無難に生きるにはもっとオトナ語を覚えないとなあ。精進しよう!


【○】「オレの男に手を出すな」猫田リコ

2012年05月27日 10:57

 読みました。
 古風なようで、ちゃんと現代なようで、どの時代でもない。でも、なんだかレトロ。着物とスーツが素敵な色気を醸し出す猫田ワールド。相変わらず少年もおっさんも可愛いですね。少年とおっさんが同系列の可愛さとして認識出来る作家も珍しいのではなかろうか…。実に不思議だ。なんというか、誰も彼も物凄く即物的なのに、同じように刹那的な生き物なのが目に見えてしまうから、冷たい空気が目立って、読んでいて息苦しくなってしまうのですよね。そのあたり、リアルを描いてしまうと本当に苦しくなってしまうのに、猫田氏の空気抜きは巧い。


+++

2012年05月26日 12:08

 嫁さんにちょっと頼まれ事。


【△】「スカイ・クロラ イノセン・テイセス 2」上地優歩

2012年05月25日 10:55

 読みました。
 「スカイ・クロラ」シリーズのゼロ作品としての位置付けになる、のかもしれない物語。大空で綺麗に踊ることを夢見て、そして舞いに行く少女の物語。…物足りない! 連載と編集の都合だろうとはいえ、後半は無理してあのラストに繋がっていくのが丸分かりとなってしまっていたため、消化不良と食い足りなさが同時にきたみたいな感じ。「キルドレ」の具象化はそもそも原作の森氏が明確に全てを描いていないがために曖昧なのは仕方ないのだとはいえ、ならばオリジナルエピソードの思い切りを見たかったです。
 静櫃なる空に、鎮魂の調を。


【○】「探偵綺譚」石黒正数

2012年05月25日 10:52

 今ホットな注目を集めている石黒 正数の短編集。表題作『探偵綺譚』は、ヒット作『それでも町は廻っている』の人気キャラクター「嵐山歩鳥&紺双葉」の先輩後輩コンビが登場する、『それ町』プロトタイプと言える作品。この先輩後輩コンビの系譜は「COMICリュウ」連載中『ネムルバカ』の主人公コンビへと繋がる。全10作品収録。

 ということで、読みました。
 いやあ、やっぱり好きだわ、石黒ワールド。小説や漫画などを読んでいると、「なんでそういう方向に話を持っていっちゃうんだろう」と思うことは度々あるのだけれど、そういう読者の一方的な「期待」をいつもいい意味で裏切ってくれます。石黒氏って、普段から人をびっくりさせるのが好きなんじゃないかなあ、とふと思いました。ある人や場面を切り取って起こすのが「作品」だとすると、それに悪戯をするように意外なひとコマだけが描き足される、そいつが蛇足にならないのが凄い。
 ただの絵描きなんじゃなくて、漫画描きなんだなあ、と思う。


【◎】「木曜日のフルット 1」石黒正数

2012年05月25日 10:49

 読みました。
 1話見開き2ページでさくさく進む、ネコとヒトのヘンテコな日常。本当にさくさく。こんなに贅沢にネタを消費して良いものかというくらいに濃密な2ページがあれば、ゆるゆるでどうしようもない2ページがあったり。それって多分、確信犯ぽいのですが…、デリヘルとかね。
 あと、まさかの鯨井先輩の登場に浮き足立ってしまったのですが、見た目は紺先輩だし、住んでるところもコレだし下の名前もアレだしで、どうも異世界っぽい。石黒氏の他の作品集で見掛けるような、世界が絡まったような感じがまたヘンテコで面白いですね。


【◎】「Present for me」石黒正数

2012年05月24日 20:44

 読みました。
 コテコテバタバタのギャグからシリアス気味の静かな話まで、幅広い印象を読者に与える作品集。石黒氏の作風は、物語中は割とテンション高めに突っ走るタイプのものが多いと介錯しているのですが、お話が綺麗にオチるのが読者としては非常に楽しいですね。最後のページ、最後のコマまで興味を惹き付けるのは漫画の基本のようで難しいことだと思う。如何にもやりたいことをやっているくせに、構成はきっちり組んでいるという狡さがたまりません。
 表題作が個人的ベスト。同じ巧さをシリアスでもギャグでもやっちゃうんだものなあ…。


たいそせいけい!

2012年05月19日 15:40

■煙草を互いにくわえたまま火をつけあうアレ、シガーキスっていうのか! 知らなかった!
 アレって15禁だと思うの…。

■好きだったはずのものが嫌いになるのは切っ掛けがあれば直ぐだけど、嫌いだったものが好きになるのは、なかなかうまくはいかない。大抵、それは「好きになるための切っ掛け」すらも忌避するためで、人間関係についてもこれは言える。誰が好き好んで「嫌いになる切っ掛け」を作りたがるもんか。

■体重計…、体脂肪計…、たいそせいけい? 体組成計!
 買いました! 体脂肪が計りたかったの!
 ちょっと小さいので、足がはみ出ちゃうけれど、愛嬌。
 13.3パーセント。


【○】「答えが運ばれてくるまでに―A Book without Answers」時雨沢恵一・黒星紅白

2012年05月17日 22:35

 どんなに考えても、今は答えが出ないことがある。時間が経たないと、未来にならないと、分からない答えがある。それまでに―答えがある。それまでに―答えが運ばれてくるまでに、僕達は、何を考えるだろう?ドキリとする、ウルッとする、元気になる、胸が痛む、納得する、空を見上げたくなる、そんな“心が動く掌編”20篇を収録。シリーズ累計750万部の「キノの旅」コンビが贈るオールカラー絵本第3弾。答えがいつかあなたに運ばれてきますように…。

 ということで、読みました。
 良いタイトルだな、と思う。この絵本シリーズの一作目が、運ばれてくるお茶をぼんやりと待っている間に読む本だというコンセプトだったことを思い出し、本書では「ぼんやり待つ」だけでは答えはやってこないことが誰でも気付くことができる。
 内容の方はといえば、これはもうお馴染みの時雨沢節。綺麗事を言うでもなく、読者自ら言葉の真意を読み取って府に落ちる、優しくない優しさがそこかしこに見られます。絵もたっぷり。
 惜しむらくは…、薄い! 小さい! フルカラー本なのでこのページこの価格、なのは分かるのだけれど…、物足りない!


130

2012年05月17日 21:38

 無口で有名なAくんとは、なかなか会話が続かない。
 ちょっと喋ったら変な沈黙、少し喋ったらまた変な沈黙…。
 あるとき、守護霊が見えるという人に会い、Aくんの守護霊を見てもらうことになった。
「これは…」
 その人の顔色が変わる。
「何が見えます?」
「天使だ。天使が見える」
[130]の続きを読む

だんしゃり!

2012年05月16日 23:59

 パソ子さんがお亡くなりになった、かもしれません。
 メモリの増設をしようとして、ああ、いや、その前にバックアップを取るか、と思って、電源を点けたら、ハイ、動きませんでしたー! OS立ち上がりませんでしたー! なんでー!? と思ってそれでも画面にリカバリの案内が出たのでまだ死んでないやい、とリカバリCDを突っ込んで復旧を試みたけれど何度やっても途中で止まって詰まってどうしようもありませんでしたー! 頭を抱えて再インストール(それも初期化)するところだったのを危ういところでたしなめられる。素人目には故障なのか不具合なのか判断出来ないので、一旦、保留に。
 取り敢えず、押入れに仕舞ってあった、半年前まで家の人が使っていたパソコンを借りて色々することにします。これも、それで書いてます。漢字変換に癖が出るね、やはり。果てさて。確か、あのパソコンは我が家で5代目のパソコンになるのかしら。結構長いこと役に立ってくれました。次のパソコンを買うかどうかについては検討中ということで…。
 面白いのは、というか興味深いのは、色々なデータが5年分詰まったパソコンだというのに、こうして使えなくなってしまったことが分かってもそれほど落胆していないということ。画像データとか(写真とか)仕事で書いた文書とか、そんな諸々の、或いは生活観が溢れる(レンきゅんとか)データとかがわんさか入っているようなイメージがあったのだけれど、いざ、もう手を突っ込めないと思うと、そうやたら惜しくてどうしようもない憐憫みたいなものが感じられない。外付けHDのような形式でもってデータを吸い出すことは今後、視野に入れているので、まあ絶望するようなものでもないかなと。
 しかしメモリに関して何かしようとするたびにヘマするなあ。
 あと、こういうときにスマホは何にも役立ってくれなかった。

【○】「お茶が運ばれてくるまでに―A Book At Cafe」時雨沢恵一・黒星紅白

2012年05月16日 18:33

 心動く18の掌編”―ほんのひと時に。あなたはイスに座って、ウェイターが注文を取りにきました。あなたは一番好きなお茶を頼んで、そして、この本を開きました。お茶が運ばれてくるまでの、本のひととき。ドキリとする、ウルッとする、元気になる、胸が痛む、答えを探す、好きな人に会いたくなる、そんな“心動く掌編”18篇を収録。シリーズ累計660万部の「キノの旅」コンビ・時雨沢恵一&黒星紅白が描き下ろす“カフェでお茶が運ばれてくるまでに読む絵本。

 ということで、読みました。
 お茶が運ばれてくるまでの、ほんのひとときに紐解かれる小さなお話の数々。一息に読んでしまえるような呟きめいたものから、絵本の構成を最大限利用した、つい読者が息を詰めて文字を見つめてしまいたくなるようなものまで、ジャンルを定めることはできませんが、優しい口調で棘を見せる語り口は時雨沢氏の得意とするところ。
 それに今回は氏の著作の相方と言っても過言ではない黒星氏のグラフィックが効果的に(全ページ!)用いられていて、ちょっと気障だけど柔らかい、不思議な絵本となっています。


【◎】「謎の彼女X 3」植芝理一

2012年05月16日 01:24

 キスはダメ。それ以上なんてもってのほか。でも、椿明と卜部美琴は恋人同士。唯一らしいことと言えば、日課として卜部の“よだれ”をなめることだけ―。どこか奇妙、でもどこまでも純粋な二人の恋愛模様。『ディスコミュニケーション』『夢使い』、一筋縄ではいかぬ「恋愛マンガ」を描かせれば当代随一! 植芝理一が描く、すべてが謎に包まれた“正体不明”の恋愛マンガ!

 ということで、読みました。
 おおう、謎の彼女2号…、丘さんが色々凄い子ですね。根拠もなく思う、恐るべし。思春期のオンナノコはやはりオトコノコよりも先に大人になっていくのだ。やはりフェティシズム全開の恋愛模様で、まあ一言で言っちゃうと変態さんなんですが、それで片付けてしまうと唐突に面白味が半減してしまうというか。好きな子の前で聖人君子のままでいられるオトコノコなんて、そりゃあ少年漫画の世界だけで十分だ! とテツガクしたくなってしまう「エッチだよねー」的な悟ったような台詞がまた嗜虐心をくすぐるのでした。ラブコメラブコメ。
前回と梗概同じだな。


【◎】「謎の彼女X 2」植芝理一

2012年05月15日 21:22

 キスはダメ。それ以上なんてもってのほか。でも、椿明と卜部美琴は恋人同士。唯一らしいことと言えば、日課として卜部の“よだれ”をなめることだけ―。どこか奇妙、でもどこまでも純粋な二人の恋愛模様。『ディスコミュニケーション』『夢使い』、一筋縄ではいかぬ「恋愛マンガ」を描かせれば当代随一! 植芝理一が描く、すべてが謎に包まれた“正体不明”の恋愛マンガ!

 ということで、読みました。
 1巻より格段に面白くなった。1巻で費やした「人物設定を活かし、謎は謎のまま」日常を広げていく遣り方は「ディスコミ」の学園編でも見られた手法で、異常なまでにフェティッシュな「日課」に目を瞑れば、案外、初心な恋愛の本質に触れているのかもしれない学園ラブコメ。好きな相手に気持ちを伝える方法、伝え合う方法、というものは言葉で説明すると難しいし気恥ずかしい。物理的な接触、なんて言いかたをすると途端に即物的な感覚になってしまって綺麗ではない。異性を意識した瞬間から、触れ方に気を遣ってしまう、そんな際どさ。


【○】「謎の彼女X 1」植芝理一

2012年05月14日 19:20

 謎だ とにかく謎だ でも大好きだ!!
 すべてが謎に包まれた“正体不明”の恋愛漫画!

 ということで、読みました。
 男の子から見たオンナノコも、女の子から見たオトコノコも、相手は自分とは違う生き物なのだと気付いた瞬間、異性の存在が奇妙だと感ずる。恋愛というものは理性的であろうとするほどちぐはぐになっていき、今更、本能に従えというほど人間は阿呆ではない。年齢や経験は関係なく、「どうして僕は私はこの人を好きなんだろう」と考えてしまう。何処にもない「恋愛物語」を描き続ける植芝氏。「ディスコミ」の頃よりすっきりと読みやすい絵になっていますが、時折挿入される夢のような伽藍が相変わらず描きたいものを描いてるなあ、と感心します


【◎】「カブのイサキ 5」芦奈野ひとし

2012年05月13日 20:19

 なぜだか地面が10倍になったこの世界はヒコーキが足がわり。少年・イサキは、いつか見た富士山の姿に心を奪われ、冒険の旅に出た。標高3万7760メートルの富士山に近づくにつれて、知ってる空よりもっともっと高い空……もうプロペラ機では飛べない領域へ! イサキと仲間達の凸凹道中が、この世界のフシギをもっともっと広げていく!

 ということで、読みました。
 向かうは富士山、その頂上の標高は、37760メートル!(タイプミスではない!)それは最早、自家用機でいける高さではない! 少年少女に与えられた僥倖、その手段は…。基本的にファンタジーではなくてSFなところも現実感を損なわない面白さなのだけれど、具体的な描写は意図的に乏しくしてあるのに、「なんだか分かんないけど凄い!」を伝え続ける芦奈野氏。
 ひとつの旅に一区切り、少年たちは無事に成長するのか、それともこの世界のように膨張してしまうことはないと言い切れるのか。ただひたすらに、その世界は、静かです。


【◎】「高杉さん家のおべんとう 3」柳原望

2012年05月11日 16:14

 どうにか大学に職を得た温巳と、少しずつ周囲に溶け込んできた久留里。ほのかな久留里の恋心をよそに、温巳は学会にフィールドワークに大忙し。そんな中、久留里の出生にまつわる重大な秘密に温巳は気付いてしまう…。はたして温巳はオトナとしての態度を取れるのか!? そして久留里の胸に秘めた想いの行方は? 発売早々重版続々のハートフルおべんとうコメディ、待望と波乱の第3集です。

 ということで、読みました。
 「親子は血が繋がっているから家族」だけど、「夫婦は血が繋がっていないから家族でない」のだ、という話を思い出しました。家族というのは、血縁だとか法律上だとか、堅苦しい話が分からなくても、なんとなくお互いに分かり合えてしまうものですよね。丸宮家の重さが半端なくてヒヤヒヤしてしまうのですが、莫迦正直な(笑)彼らなら巧くやっていけるに違いない。一方でパワーポイントなどを持ち出して一席打ってしまうハルの生真面目っぷりが今回も光っておりました。聴衆を寝かせては駄目だ、先生。でも、毎度、勉強になるお弁当学ですよ。


【◎◎】「下町ロケット」池井戸潤

2012年05月11日 11:08

 大田区の町工場が取得した最先端特許をめぐる、中小企業vs大企業の熱い戦い! 会社は小さくても技術は負けない――。モノ作りに情熱を燃やし続ける男たちの矜恃と卑劣な企業戦略の息詰まるガチンコ勝負。日本を代表する大企業との特許技術(知財)を巡る駆け引きの中で、佃が見出したものは――? 夢と現実。社員と家族。かつてロケットエンジンに夢を馳せた佃の、そして男たちの意地とプライドを賭した戦いがここにある。

 ということで、読みました。
 面白かった。まさかの徹夜本でした。上質のビジネス・エンタ。本書は週刊誌に連載されていたものだったということで、それならこのリーダビリティにも納得。とにかくどんどん、続きが気になる、先が気になる。こんなに続けてトラブルが発生しなくてもいいのに、というくらいのイベント率で苦笑してしまいました。とかく、物語というのは劇場だ。
 夢を追うことなら誰でも出来る、現実を直視しながら夢を追えるか? そんな疑問に真っ向から立ち向かうような堅実さと実直さ、強かさ…。「企業対企業」の綺麗事だけでは生き抜いていけない、社会の愚かさと汚さが見え隠れする遣り取り。「どうしよう、どうしたら」から「どうにかする、どうにかできる」への転換。地味に地道に、自分の作りたいものを求めていたらその先には夢が待ち受けていた、というような、まさかまさかの展開、モノ作りへとことんこだわる男たちの戦い。情熱を目にして込み上げてくるものは、果たして、同じものなのでしょうか。


129

2012年05月06日 23:06

「200円のケーキを食べただけで幸せって感じる。幸福ってこんなちっぽけなものなんだよね」
「きみの言っているのは些少な幸福だ。もっと素晴らしい幸福もある。寿司とラーメンとカツカレーを食べた後にケーキが出てきたら、そりゃあもう至福だろう?」
「僕そんなに食べられない」
[129]の続きを読む

ウルトラスペシャルどうでもいいこと

2012年05月06日 22:03

■大型連休なんて世間では言っていたらしいけど、実際にまとまった連休を取れるのなんて全体の5%くらいで、就労人口の40%くらいは祝祭日だけ休み、30%くらいは日曜日だけ休み、25%くらいは全く休みなし、くらいの割合じゃないかなあと思う。
 最も、連休明けに振り替え休日みたいな休み方をする人も多いんでしょうけどね。

■まあ、時勢に乗って当たり前のことをメモ。
 ガチャガチャの「当たりが引ける確率1%」というやつは、「100個のくじから1枚の当たりを引けるか否か」であって、1枚引いたら次は99枚の中から引けるのではなく、外れくじを戻してシャッフルしてまた引き直す、ということだから、運が悪ければ200回でも300回でも当たらない。

■煙草を止めたら、毎日嫁さんにプリン買って帰れるな、と思った。
 よし、煙草、止めよう。そして仲良くプリン食べよう。
 (「ちょっと良い話」でもしたつもりか!)

【◎】「不道徳教育講座」三島由紀夫

2012年05月06日 20:10

 「大いにウソをつくべし」「弱い者をいじめるべし」「痴漢を歓迎すべし」…世の良識家たちの度胆を抜く不道徳のススメ。西鶴の『本朝二十不孝』にならい、著者一流のウィットと逆説的レトリックで展開。

 ということで、読みました。
 なんとも攻撃的なタイトル、反社会的トピックス、一読、筆者の倫理観を疑いたくなる内容ですが、言うことには筋が通っている。というのも、本書は世の倫理について逆説的に問い掛けるエッセイ集であるから。文学者、三島由紀夫の挑戦的な文体が、半ば己の枠を外した意図的なものに見えるのもそのせいでしょうか。ぬくぬくと温かい平和に包まれて何も考えず日々を暮らしているような人こそ、本書のようなものを読んで刺激を被るべきなのではと考えてしまいます。これが文面通りにマトモに受け止めてしまうと、なんだこの人はこんな不良なことばかり偉そうに演説かまして、ということになってしまうのですが、ちょっと考えると実に見識者を煙に巻くような巧い語り口で詭弁を放り込んでいるのだなあと感心してしまいます。
 50年前の「世間にメスを入れる」試みをした本書、とかく常識に縛られない饒舌なる文章を、当時33歳の筆者が綴ったという凄さ。


128

2012年05月05日 22:55

 スーパームーンを見に、そこには多くの人が集まっていた。
 凄いね、綺麗だね、と皆が天を見上げて歓声をあげる中、僕だけは背後の地面を見つめていた。
 強烈な月光により浮かび上がる人々の真っ白な影が、ひとり、またひとりと動き出して逃げていく。
 彼らは何処へ行くのか。
[128]の続きを読む

こどもの日。(発言に他意などない!)

2012年05月05日 21:57

■「子供の日」はあるのに「大人の日」はないのか、と考えている人は、勤労感謝の日に謝れ!

■今日みたいな良い天気の空に浮かぶ雲は、ふわふわもこもこしていて、本当、美味しそう。

■原発が全て稼動停止ということで、これで日本ではどれくらいぶりかにクリーンな電気が普及します、みたいな「好意的」な発言が散見されたので、黙っていられなかった。また有識者にそんな、素人みたいな知ったかみたいな発言をされると、一般人としては阿呆としか思えなくて困るのである。「クリーンな電気」とか「クリーンな電力設備」とか、意味分からないな。これまでに、なにものもを侵さない電気、電力などあっただろうか。
 二等分したレモンのことか?

言葉を発すると言うことはそもそもその行為が特別で難しいことだ

2012年05月04日 22:52

■Twitterは半分くらいメモ代わりに使っているので、おふざけが過ぎる発言の直ぐ後に唐突に真面目なことを言ったりして面白い。絶対、祐樹一依は変な人だと思われているに違いない。自明の理です。
 ところで、ビジネスシーンでは「絶対」という言葉は安易に使いたくない。それに根拠が伴う確信ならばまだしも、それが個人的な思い込みであった場合、ハプニングに対応できないことがある。「絶対大丈夫」だったはずの想定外とは、発言の信用、ひいては個人の信用に関わることもあるからだ。
 これに、「平気」と「大丈夫」のニュアンスが加わることで、発言の信頼度は大きく揺らぐ。

■昨夜の会話。 
 僕「そうそう、明日あたり、クロネコが荷物届けにくるよ」 
 嫁「何がくるの? …佃煮?」
 ノーヒントでまさかのビンゴ。

【○】「しろくまカフェ メロン味!」ヒガアロハ

2012年05月04日 20:07

 読みました。
 メロン味かー。そうかー。
 しろくま、パンダ、グリズリーと、相変わらずクマ率がこんなに高いコミックも珍しいですが、安定の作画で惚れ惚れします。実に平和な世界で羨ましい。今回はギャグも蘊蓄もロマンス(?)も大盛りで、お腹一杯になること間違いなし。ジンジャーエール手作りしたい! メインキャラが多くなってきたので、しろくまさんのゆるゆるな駄洒落のパレードは少なめ。
 本書の刊行と前後しているアニメ化も好調のようで、スローライフなしろくまワールドがもっと広まればいいな、とほのぼの見守っています。


具象と抽象

2012年05月03日 23:47

■「しろくまカフェ」アニメからBL香がするのは僕だけだろうか…。
 昨日の深夜に、しろくまカフェを見ながら、
「これなんだか(パンダくんとしろくまさんの声がBLドラマCDみたいな感じに)エロいよねーエロいよねー」
 って騒いでたら、嫁さんに、
「頭おかしいんじゃないの変態」
 みたいなことを言われて、それが正論であるがゆえに傷付いているのです。
 声優さんの演技が巧いってことなんでしょうね。なんというか、独特な雰囲気を醸し出していて。

■世の中のメディアにはふたつの種類がある。
 嫁「これ面白いよ」
 僕「へえ」
 →人気が出てアニメ化。
 というパターンと、
 僕「これ面白いね」
 嫁「それずっと前に勧めたのに、へえ、っていうだけだったじゃん」
 →しかも既にアニメ化されてた。
 というパターン。

■抽象とはなんだろう、ということについて、2分くらい考えていた。
 問1「愛とは何か説明しなさい」
 問2「愛について具体例を示しなさい」 
 問3「愛について抽象例を示しなさい」

■抽象繋がり。
 毎日を充実させて過ごす、というと抽象的で難しく思えるけど、過ぎた時間は戻らないから日々を大切に過ごす、或いは、どうしても限られてしまう時間を大事に、丁寧に使って過ごす、なんて風に、自分なりに解釈の仕方を換えてみると、またちょっと違った日々を過ごせるかもしれない

127

2012年05月02日 22:59

 この度**市では「非実在青年保護育成条例」が成立する運びとなった。
 これは文芸、絵画、映像作品等に未成年の男女が登場する著作に適用されるものであり、当該青少年の健全な成長を目的とし、二次創作等により当該青少年に暴力行為や不健全な行いをさせないことを趣旨とする。

 「非実在青年保護育成条例」においては、これまでは認められていなかった人権が創作内の人物にも認められるということになり、その是非について、また、人権の適用範囲についても動物の擬人化や人工知能等を含めるか否かで意見が分かれており、今後の議論に期待されるところである。
[127]の続きを読む


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