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【○】「恋を知る」月村奎

2012年07月31日 12:07

 背が高くて、顔と頭が良くて、謙虚で優しい王子様キャラ。そんなふうにいわれる海は、担任の榛名に片思いをしている。頬に触れられたり、煙草の残り香をかぐたびに、まるで乙女のように海の胸はざわついた。もちろんそれは秘めた感情で、告白なんて一生するつもりもなかった。だが、ふとしたことからその想いを榛名自身に知られてしまって…。

 ということで、読みました。
 月村氏、朝チュン作家…、だったのか…。いや、朝チュンどころかそのずっと手前で、「恋の予感に気づいて赤面」で幕が降りるくらいの、心情を丁寧に丁寧に丁寧にー…、ていうのが氏の持ち味だとずっと思っていて、そこが僕は月村BLの一番の特許成分だと思っていたんだけどなあ。主人公が悩んでうじうじ、というのに辟易、という声も聞こえていたので、まあ革新といえばそうなんですけど。
 さて、珍しく多数の話が収められた短編集。後半の掌編のような数々を特に楽しく読みました。これくらいの長さを一冊集めた本、書いてくれないかしら。


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【△】「推定少女」桜庭一樹

2012年07月31日 12:04

 とある事情から逃亡者となった“ぼく”こと巣篭カナは、逃げ込んだダストシュートの中で全裸の美少女・白雪を発見する。黒く大きな銃を持ち、記憶喪失を自称する白雪と、疑いつつも彼女に惹かれるカナ。2人は街を抜け出し、東京・秋葉原を目指すが…直木賞作家のブレイク前夜に書かれた、清冽でファニーな成長小説。幻の未公開エンディング2本を同時収録。

 ということで、読みました。
 ラノベレーベルで真っ当な小説。そんな物語の組み上げ方を達成する作家のひとり、桜庭氏。決して「ラノベは小説ではない」という話ではなくて、ラノベでしかできないことも沢山あると思います。本作の場合、ガールミーツガールの中に中途半端な優しさがないことで、リアルではないようで、しかし作中に生きる少女たちの生き様というか、感情の生々しさというか、あらゆるものへの迷いというか…、作者の言葉を借りれば止めどなく「ぐるぐる」考えてしまう迷路の模様が尖ったセンテンスと共に訴えてくるのが面白いです。
 少女たちは「きっと」。


【◎】「完全恋愛」牧薩次

2012年07月25日 11:59

 昭和20年…アメリカ兵を刺し殺した凶器は忽然と消失した。昭和43年…ナイフは2300キロの時空を飛んで少女の胸を貫く。昭和62年…「彼」は同時に二ヶ所に出現した。平成19年…そして、最後に名探偵が登場する。推理作家協会賞受賞の「トリックの名手」T・Mがあえて別名義で書き下ろした究極の恋愛小説+本格ミステリ。

 といいうことで、読みました。
「他者にその存在を知られない恋愛は完全恋愛と呼ばれるべきだろうか」と奇妙な文句で始まる本書は、ひとりの男の数奇な命運を辿る形で語られていきます。母体は恋愛小説であり、時代を越え、世代を越えて悲惨に立ちはだかる壁の数々は息苦しいまでの愛情の裏打ちのよう。主人公と共にハラハラしつつ見守る中、本書がミステリであることを一気に思い出させてくれるラスト。怒濤の伏線回収、意外過ぎる展開。謎と物語が相互に支えあってこそ成立している、これぞ本格ミステリです。二度目に本書を読むときにはまた違う視点で読み返すこと必至。


【◎】「ナミヤ雑貨店の奇蹟」東野圭吾

2012年07月23日 11:57

 夢をとるか、愛をとるか。現実をとるか、理想をとるか。人情をとるか、道理をとるか。家族をとるか、将来をとるか。野望をとるか、幸せをとるか。あらゆる悩みの相談に乗る、不思議な雑貨店。しかしその正体は…。物語が完結するとき、人知を超えた真実が明らかになる。

 ということで、読みました。
 東野氏の新作。ミステリだと思っていたのですが、人情味あふれる連作小説でした。とんだ先入観…。しかし、余計な先入観なくして本書を読めることは幸せだな、と思いました。面白かった。群像劇が非常に巧い東野氏、という印象は、本作でも健在。街角の雑貨店の主人と訪問客との間で交わされる無言の遣り取り。ミステリ畑で培った、「え、これがそこに繋がってくるんだ! あれってそういうことだったんだ!」という驚きが幾度もあって、これはある意味ミステリとして読んでしまっても面白いな、と思いました。ラストの「回答」が実に綺麗。


【○】「夢のような幸福」三浦しをん

2012年07月22日 11:53

 愛と情熱と勘違いに満ちた日常。ノンストップな爆裂エッセイ。
 ウェブマガジンBoiled Eggs Online「しをんのしおり」掲載を単行本化。

 ということで、読みました。
 三浦しをん氏のエッセイ、書籍化であるところの恐らく初期の著作。昨今と比べても全くブレがないというか、趣味嗜好に軸が伴っているというか、はたまた、己の欲望に忠実な僕であるスタンスは今も昔も一貫して変わっていないというか…(笑)。自分の思うところに正直に真っ直ぐにいられるというのは社会の中で生きる上で物凄く大事なことだと思います。いや、「社会」の全てが自分に適合しているとも限らないわけで、そこんところを履き違えないのが昔も今も文化人なわけですよ。そんな狭間の懊悩を描いたのが本書なんすよ、きっと(笑)。


憧れのノートパソコンが驚きのお値段で登場です!

2012年07月20日 13:54

 でもお高いんでしょう? と値段を見て驚いた。まさかの3万円切り。

 → 買った!

 デスクトップPCの昨今の不具合を鑑みて、ついに中古でもアウトレットでもないおニューのパソコンを買いました。それもこの値段です。いつの間にノートはこんなに安くなったんだろう…。ほんの3年くらい前までは、デスクトップに5万くらい足さないと同スペックのノートは買えなかったように記憶しているのだが…、まあ、タワー型のPCも5万円も出せばネット動画を見たい、くらいじゃあ勿体無いくらいのものが買えるものなあ…、というのが、素人なりの感想。以下、ちょっと触ってみての実感。

 外見の作りが安っぽいといきなり思う人がいそうですが、個人的には全く問題なし、大事なのは「仕事」が出来るかどうかだろ? メモリは2Gなのでそこそこですが、増設メモリ2Gが2Kくらいで買えるので様子見で。LED液晶綺麗です。眩しくて直ぐに目が痛くなってしまったので、明るさをかなり落としました。それでも綺麗。DVDマルチドライブがイケるので早く映画観たい。15.6ワイドという画面サイズは、これは癖があるな…、と思います。画面サイズは1366*768なので、他のPCからの買い替えで「勝手が違う」とまず感じてしまわれるのはこの点ではと思われます。そりゃあ、ノートに大画面を期待するのも可笑しいんだけどさ。ちゃんちゃら可笑しいよ。
 ワイヤレス通信です。ワイマックスも全然問題なし、ブラウザ及び通信そのものに体感的なストレスもなし、これまでの環境が悪かったということを差し引いても…、サクサク。イヤッホイ。ワイヤレスなので、憧れの「布団に寝っ転がってネット三昧」が出来てしまうことになった。冬のコタツのシーズンが楽しみですね! うはうは。
 キーボードはフラットなキー配置。キーは若干小さめ、キータッチは軽いです。キーストロークは小さめ、ノートにありがちなコツコツというタイプ感は慣れが必要。嬉しいテンキー付きです。ボタンを弾いているような感覚。若干、エンターキーが小さく、配置に癖がありますが、デスクトップキーボードからいきなりノートキーボードに移行するには慣れも必要だろうと。
 そんなわけで、ソフトやアプリをちょこちょこ導入中。
 この値段で全然不満がないノートさんです。ビックリです。最安でこんないいものを作れるのなら、予算に余裕があれば幾らでもスペックを上げることが出来るので、やるじゃん、レノボさん、という所見。3万円で購入となれば、目一杯使い込んで3、4年も使えたら御の字というところでしょうか。


【◎】「殺人鬼 ‐‐逆襲篇」綾辻行人

2012年07月20日 13:49

 伝説の『殺人鬼』、ふたたび。双葉山の惨劇から三年、最初にそれと遭遇したのは休暇中の一家。正義も勇気も家族愛も、ただ血の海に消えゆくのみ。そしてそれは山を降り、麓の街に侵攻するのだ。病院を、平和な家庭を、凄惨な地獄風景に変えていく。殺す、殺す、殺す…ひたすら殺戮を欲する怪物に独り立ち向かうのは、不思議な“能力”を持った少年・真実哉。絶望的な闘いの果てに待ち受ける、驚愕と戦慄の結末とは!?―。

 ということで、読みました。
 ノベルス版刊行時はパラパラした程度で、今回がほぼ初読。評判通りのスプラッタで、喜んだり楽しんだりしていいものやら。映画と違って、読まないことには先に進まないので、顔面を切り裂かれようがはらわたをぶちまけられようが目をそらすわけにはいかないのがホラー小説の恐ろしいところ…。作者としても意図的に己を狂わせて筆致を振るうのだろうな。さて、ミステリ作家でもある綾辻氏のことだから、前作に引き続き何か仕掛けてくるのかしらと思っていたら、ほう、そうきたか、という変化球。こういう「殺人鬼」であるのなら、色々などろどろどろどろした「**ゆえに殺人鬼」というストーリーテリングにひとまずの納得が得られるように思う。
 ラストまで一気呵成、血みどろの悪夢を。


【◎】「高杉さん家のおべんとう 5」柳原望

2012年07月20日 13:47

 久留里の高校進学問題もなんとか解決…と思いきや、同級生の丸宮弟の進路や、温巳の就職問題、そして丸宮兄の卒業論文など、あらたな出発の春に向かってまだまだそれぞれに問題は抱えたまま。そんな中、ハルの思い人である小坂さんがついに一大決心。動乱の春が始まる! 大人気おべんとうハートフルコメディ最新5巻、卒業シーズンにあわせて登場!

 ということで、読みました。この梗概、「ハルの思い人の小坂さん」ってちょっと違うんじゃあ、と思う…。
 久留里を始め、皆の表情が豊かになっているな、とふと感じたのは、皆が自分の望む道筋を選び始めたこととも深い関わりがありそうです。文化人類学を大真面目に読み解くこともできるし、少年少女の物語成長としても彩りのあるシリーズ。そうやって「大人びた子供」はちゃんと大人になっていくんだろうな。受験から学ぶ世間の「普通」、世間の「いつものこと」って何なんだろう、って考える姿勢は目から鱗が落ちそうでした。精進したいものです。
 ところで、おにぎりクマのぬいぐるみに「ばか」はきゅーんとしましたね! たまらん!


【◎】「ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~」三上延

2012年07月19日 13:43

 鎌倉の片隅にあるビブリア古書堂は、その佇まいに似合わず様々な客が訪れる。すっかり常連の賑やかなあの人や、困惑するような珍客も。人々は懐かしい本に想いを込める。それらは予期せぬ人と人の絆を表出させることも。美しき女店主は頁をめくるように、古書に秘められたその「言葉」を読みとっていく。彼女と無骨な青年店員が、その妙なる絆を目の当たりにしたとき思うのは?絆はとても近いところにもあるのかもしれない―。これは“古書と絆”の物語。

 ということで、読みました。
 相変わらずさらりと読ませる蘊蓄が本読みの静かな熱意に満ちているビブリオミステリ。いわゆる「日常系」に数えられるのでしょうけれど、普段本を読みなれない人からすれば、どうしてそこまで「本」を追い求めるのだろう、と思ってしまうのでしょうね。本格ミステリみたいな「ミステリのためにあるような事件」ではなくて、さらにその外側にある「本」というおのがあるからこそ、人が解釈してしまう事件の香りがなんとも不思議です。
 ネット上に溢れる開かれた活字と、本の中に綴じられた活字との一番の違いは、閉じ込められた世界を読み開く魅力。それはどうしても人が胸の内に抱える秘密と似ている部分があって、だから彼らは謎解きに向かい合ってしまう、のかもしれません。栞子さんの母親の謎もまた、書籍と共に(そんなことを考えるがゆえに、ラストのメールのシーンは妙に現代的で意味深ですらあります)。


こんなのもたまにはいーんじゃね?

2012年07月16日 18:32

■たまには気分転換に写真なども撮ってみるのですよ。
 今日の夕方はなんだか凄かった。

 竜の巣だー!
Ax6q9nfCIAEIwLT.jpg

 こういう色合いは滅茶苦茶好き。
Ax6rK8CCIAIG-zk.jpg

 すまほの機能でパノラマモードがあったので試してみた。
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【○】「KAGEROU」齋藤智裕

2012年07月11日 13:37

 第5回ポプラ社小説大賞受賞作。『KAGEROU』―儚く不確かなもの。廃墟と化したデパートの屋上遊園地のフェンス。「かげろう」のような己の人生を閉じようとする、絶望を抱えた男。そこに突如現れた不気味に冷笑する黒服の男。命の十字路で二人は、ある契約を交わす。肉体と魂を分かつものとは何か?人を人たらしめているものは何か?深い苦悩を抱え、主人公は終末の場所へと向かう。そこで、彼は一つの儚き「命」と出逢い、かつて抱いたことのない愛することの切なさを知る。水嶋ヒロの処女作、哀切かつ峻烈な「命」の物語。

 ということで、読みました。
 水嶋ヒロ氏のことを殆ど全くといっていいほど存じ上げないもので、巷では酷評が目立つ中、どんな話なのだろうと構えて読みました。…うん、そう悪くはないんじゃないかな、と思うのですが、ストーリーは一本調子で、長編を支えるほどのエピソードではない気がします(逆に、ページの水増しがあるのは明らかで、校正も随分入っているという噂)。社会的なテーマは現代的で、ビジネスライクな展開はもっと巧く書けば末恐ろしいリアルさに繋がると思うのだけれど、如何せん、筆致が軽過ぎる。読みやすいけど、読者は深く理解を得ようと思えない、そんな軽さ。折角インパクトあるラストが用意されているのになあ。
 最後の「シール」は、異色の演出かと思ったくらい、おおっ、と思ったのですが、そうじゃないのね、多分…。


【△】「月光」間宮夏生

2012年07月08日 13:27

 退屈な日常から抜け出したいと思いながら毎日を過ごすシニカル男子・野々村。ある日、彼は美人で成績優秀、ゴシップが絶えない謎多きクラスのアイドル・月森葉子のノートを拾う。そんなアイドルのノートからはみ出した紙切れには彼女のイメージとは程遠い言葉―「殺しのレシピ」という見出しが書かれていた。思わず持ち帰ってしまった彼は翌日、月森に探し物がないかと尋ねるが、彼女からは「いいえ」という返事。そして数日後、彼女の父親が事故死する…。第16回電撃小説大賞最終選考作、ついに登場!

 お勧めしている方が多いので、読んでみました。
 結論から言えば、詰まらなかったです。シニカルな語り手野々宮と、誰が見ても完璧な月森。ふたりの主人公が始終、綺麗な「台詞を読む」遣り取りを繰り返すので、書割を読んでいるみたいです。キャラクター小説として本書を見たとき、一番生きていないのが主人公って不味いのでは。ミステリの体裁を取っているのですが、プロパビリティの犯罪が前面に出ている冒頭、一点のみの突破で他の展開はありませんので、読者の興味を引っ張るには弱過ぎる。事件の結末も敢えてファジィにしているのではなくて、「そんな他人のことはどうでもいいのだ」みたいに俯瞰して眺めているのが見えてしまったので、読者としても醒めざるを得ませんでした。
 あと、誤字脱字が多過ぎ。表紙見返しの梗概で主人公の名前間違えてるし。


【◎】「シアター! 2」有川浩

2012年07月07日 13:23

「2年間で、劇団の収益から300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」―鉄血宰相・春川司が出した厳しい条件に向け、新メンバーで走り出した『シアターフラッグ』。社会的には駄目な人間の集まりだが、協力することで辛うじて乗り切る日々が続いていた。しかし、借金返済のため団結しかけていたメンバーにまさかの亀裂が!それぞれの悩みを発端として数々の問題が勃発。旧メンバーとの確執も加わり、新たな危機に直面する。そんな中、主宰・春川巧にも問題が…。どうなる『シアターフラッグ』!?書き下ろし。

 ということで、読みました。
 前作よりも劇団のメンバーの内面、内心に切り込んだ形で時間を辿っていくシリーズ2作目。あの続編というだけで面白くないはずがないのですが、それでも面白さに弾みが掛かった。有川氏の小説は、優しく、それでいて力強さを忘れない。語り口調は軽いのに、突然重苦しいスタンスを強制する。だから緩急の大きさに読者はぐるぐるしてしまう。まるで乗り物酔いしないジェットコースター。ラブコメ度も急上昇ですよ! 登場人物の誰も彼もが自分を取り繕って読者の前に出ては来ないのがとても清々しい。だからこそ余計に、僕らは彼らに思う存分振り回されるべきなのです。


【◎】「少年メイド 5」乙橘

2012年07月06日 20:28

 掃除・洗濯・料理が超カンペキな優秀メイド。しかもそれがツンデレ少年なんて何それ超萌える!! 
 ぎこちないながらも暖かい家庭を築きはじめた千尋と円。時にはぶつかることもあるけれど、少しずつ本物の“家族”になってきたみたい。ところが、千尋の母・千代と、円の実家である“鷹取家”で不穏な動きが――!?

 ということで、読みました。
 可愛いよ千尋くん可愛い可愛い。毎回こればっかですが、仕様がないよね! 乙橘氏の絵は本当、ブレないなあ…。レーベル的な制約があるのかもですが、変に少女漫画っぽくしていないので、なんというか、こう…、爽やか?(笑)自分たちのためだけじゃなくて、誰かのために知恵を絞って新しいことに取り組むという精神は美しいものだと思います。
 作者本人も本作は基本的にコメディだと仰っているので、出生の話、ちょっとシリアスな話に突入しても気丈に、健気に、乗り切ってくれるに違いない。ご奉仕精神とはちょっと違うメイドとして。


【◎】「ハルポリッシュ 1」土塚理弘・みなもと悠

2012年07月05日 20:28

 読みました。
 戸塚氏、また新しい連載の原作を手掛けてるのか、すげえなあ。アイデアが湧いて止まらないんでしょうね。剣術、特に剣道については学園モノでも多く取り上げられるけれど、居合いをメインに据えてやるのは珍しいんじゃないだろうか。なんだか「可愛く面白い」ぞ。心得がある部員の太刀筋を見るよりも、全くの素人のハルが刀を振り回す様を眺めている方がこちらもゾクゾクしてくるのは非常に興味深いですね(笑)。刀に魅入られた魂の行く末というか、現代ファンタジーの線で物語が進んでいきそうな気配がするのですが、続きが楽しみ。


【○】「秋霖高校第二寮リターンズ 3」月村奎

2012年07月03日 21:42

 聡と波多野がついに、あるいはようやく一線を越えた後。日常は特にかわりばえもなく、いつもにぎやかだ。ところが聡が第二寮で二度目の夏を迎えたある日、「みのりの家」から一人の少年が怒鳴り込んでくる。週刊誌に女優との熱愛疑惑を撮られた波多野を浮気者呼ばわりした彼は、聡たちの関係をも知っていた。波多野と別れるよう、少年に迫られる聡だったが…?ワンダフル・スクールライフ、名残惜しくも祝完結。

 ということで、読みました。
 他人に対し傍若無人な波多野と、自分に対し心配性な聡。最初から最後まで彼ららしい物語だったなあ、としみじみしてしまいました。分かり合えているのかいないのか、これも終始曖昧なようでいて、よくよく考えたら繋がっているのは上っ面ではなくてもっともっと単純な、まるで子供の独占欲のように、心の軸を支えるような強いもの。恋と愛とはどっちもどっち。読み終わってみて、ああ、この表紙はそういうことなのかと微笑ましいやら可笑しいやら。
 巻末の掌編は一読、「月村氏、安易にそういうことを書いちゃっていいのかよ」と驚きましたが、そうではなくて安堵しました。これも「そういうこと」なんだろうなと納得してシリーズを読み終えました。


美味い…、美味過ぎる…。

2012年07月01日 21:46

■バニラアイスにごま油を掛けたら美味過ぎワラタ

■この季節はナスの揚げ浸しが美味しいです。

■先生の誘導が凄い!ww



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