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【○】「真夜中の探偵」有栖川有栖

2012年06月11日 02:37

 平世22年―すべての探偵行為が禁止された日本。空閑純は、17歳。両親ともに有名な探偵だが、母の朱鷺子は4年前から行方不明。父の誠は昨年、警察類似行為で逮捕され、収監されている。純は叔父の住む大阪で独り暮らしをはじめる。母の行方の手がかりを探すなか、父母に仕事を仲介していた押井照雅という人物と会える機会が訪れる。1週間後、押井の別宅で水に満たされた木箱に入った溺死体が発見された。被害者は元探偵で“金魚”と呼ばれていた男だった。容疑者リストに入った純は、自ら「水の棺」の謎を解くために調査をはじめる。純は探偵としての一歩を踏み出せるのか。

 ということで、読みました。
 シリーズ2作目。というか「闇の喇叭」の続編、という位置付けであるので、未読の方は是非そちらから。どうして「探偵」が禁止されているのか、どうして主人公が「探偵」を志すようになったのか、といった経緯が語られるのがそちらからだし、そもそもこの歪んだ世界がどのように組み立てられてきたのか、についての描写に紙面を費やしているのが前巻なもので。
 どうやらこのシリーズは今後、失踪した母親の探求し始める「探偵未満」ソラの立ち位置を追い掛ける物語であるので、読者としては始終、もどかしいというか不甲斐ないというか、ありふれたミステリの「探偵」の姿を追うことを当然と思っていると、肩透かしを食うかも。「水の棺」により殺された元探偵、という謎もさることながら、あの人物があの事実に繋がっていくのか、というロジックに伏線はきちんと張られており(「棺はふたつあった!」と言われても、正直、キョトンとしてしまいましたが)、フェアでないのは、ひたすらに、この世界なのです。




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     平世22年―すべての探偵行為が禁止された日本。空閑純は、17歳。両親ともに有名な探偵だが、母の朱鷺子は4年前から行方不明。父の誠は昨年、警察類似行為で逮捕され、収監されている。純は叔父の住む大阪で独り暮らしをはじめる。母の行方の手がかりを探すなか、父母に?...



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